雨天中止で観戦できなかった少年ファンを招待 米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手は8日(日本時間9日)の本拠地エンゼ…
雨天中止で観戦できなかった少年ファンを招待
米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手は8日(日本時間9日)の本拠地エンゼルス戦で先発し、6回を3安打1失点。8勝目(9敗)をマークした。久々の勝利を手にした右腕だったが、雨天中止となった7月の敵地での試合で、一人で敢行したファンサービスから始まった少年との心温まる交流と粋な計らいが米国で話題となっている。
日本人右腕とパドレスファンの10歳の少年との交流を伝えたのは地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のアニー・ヘイルブラン記者のだった。自身のツイッターで雨で中止となった7月20日(日本時間21日)の敵地アタランタのトゥーイストパークで始まった2人の絆を伝えている。
ヘイルブラン記者によると、パドレスファンのランドン君は10歳の誕生日祝いとして、祖父母からトゥーイストパークでの、パドレス―ブレーブスのスタジアム観戦チケットをプレゼントされたという。
ランドン君とその父親はテネシー州の自宅から3時間半かけて球場に到着したが、あいにくの雨で試合は中止に。「子供はみんな落胆していたところで、雨の中、外でサインをするために立っている選手がいた。ユウ・ダルビッシュだ。ランドンはボールにサインをしてもらったことで、大興奮だった」と記者は当時の状況をツイートしている。
その後、ランドン君の母親は雨の中でファンサービスを続けたダルビッシュに対して、感謝のメッセージをインスタグラムを通じて送ったという。
ランドン君は感激、米記者「人生最高の1日と話していた」
すると翌日、予想しなかった返信が日本人右腕から届いた。ダルビッシュは両親との野球観戦をずっと心待ちにしていた子供たちに「思い出を作ってあげたい」とした上で、観戦できなかったランドン君一家にペトコパークへの旅費、ホテル代、そして、入場券をプレゼントしたという。
「寛大さに圧倒されながら、ランドンと父親は(申し出を)受け取った」とヘイルブラン記者は説明。そして、今週、ランドン君はペトコパークを訪問したという。念願が叶い、試合前にはダルビッシュからサイン入りスパイクとグローブ、フェルナンド・タティスJr.のサイン入りユニフォームまでプレゼントされたという。
ダグアウトでの満面の笑みの2ショットを公開したヘイルブラン記者は「ランドン君は人生最高の1日と話していた」と振り返っている。
ダルビッシュの粋な計らいに感動した家族は、ダルビッシュがテネシーを訪れる機会があれば、手作りの料理を振る舞うことを願っているという。
「この旅行が実現したこと、この出会いに、彼らはいまだ衝撃を受けている。ランドンはこの瞬間を忘れることはないでしょう」ヘイルブラン記者はダルビッシュの優しさあふれるエピソードをこう伝えている。(THE ANSWER編集部)