■チーム編成はバランスを欠いていた 9月2日、吹田スタジアムで行なわれたオマーン戦、0対0で迎えた後半、森保監督は古橋…

■チーム編成はバランスを欠いていた

 9月2日、吹田スタジアムで行なわれたオマーン戦、0対0で迎えた後半、森保監督は古橋亨梧堂安律久保建英の3人を起用した。しかし、久保を送り込んだ73分以降は、交代選手を起用しなかった。ベンチには南野が控えていたが、左足太ももの違和感を抱えて出場できる状態になかった。攻撃の交代カードは古橋、堂安、久保の3枚しかなかったのである。

 結果論を承知で言えば、今回のチームはポジションのバランスが悪い。DFは室屋成佐々木翔中山雄太昌子源山根視来と5人も控えているが、FWは大迫勇也と古橋だけだ。

 オマーン戦も中国戦も、追いかける展開は想定内だ。自分たちが得意とする攻撃パターンを封じられることもまた、想定しておかなければならない。だとすれば、大迫とも古橋ともタイプの違うFWを、具体的にはゴール前でターゲットになれるFWを、招集しておくべきだったのではないだろうか。オマーンはFW登録の選手を4人ベンチに置いていた。そのひとりのイサム・アブダラ・アルサビが、88分に決勝点をあげた。

 6月シリーズで起用したオナイウ阿道は、新天地トゥールーズで代表メンバー発表前に得点を決めていた。発表後にも2試合連続得点をあげていた。彼の招集は“プランB”になったはずである。

■中国戦の結果次第で監督の進退も

 まさかの敗戦は必然だった。そして、日本はいきなり遅れを取った。

 日本が入ったアジア最終予選グループBでは、オーストラリアとサウジアラビアがライバルと目されている。18年のロシアW杯に出場した3チームによる争いは、中国、オマーン、ベトナムからどれだけ勝点を稼げるのかがポイントのひとつとなる。

 日本対オマーン戦の同日に行なわれた試合では、オーストラリアが中国を3対0で下した。サウジアラビアは3対1でベトナムを退けた。ライバルは揃って白星発進を飾っている。

 7日の中国戦は絶対に落とせない。引分けでも予選突破に黄色信号が灯る。中国戦の結果によっては、森保監督の進退が問われてもおかしくない。

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