厳しい情勢の中でも多くの熱戦を繰り広げ閉幕した東京五輪。その東京五輪について、今大会男子7人制ラグビー日本代表の藤田慶和が、自身のYouTubeチャンネルを更新し、ファンに感謝の言葉を述べるとともに、開会式や選手村など、選手だからこそ知り得る裏側について語った。

開会式の裏側は・・・


冒頭、今大会を通じて声援を送ってくれたファンに感謝の言葉を述べた藤田。

「まず最初に、今回の東京オリンピック、本当に沢山の応援ありがとうございました。結果は思うようなものとは行きませんでしたが、皆さんの応援があって、最後1勝してオリンピックを終えることができました。この5年間、すごく厳しいなか歩んできましたが、オリンピックという景色をみれてすごく光栄でしたし、オリンピックという舞台は自分の中では輝いていて、楽しい場所でした」

様々な意見が飛び交うなかで開催された今大会だったが、その開会式の視聴率は歴代夏季五輪2位の56.4%という数字を叩き出すなど、多くの注目を集めていたといえる。自身も参加したその開会式の裏側について藤田はこのように振り返る。

「今回開会式は20時スタートでしたけど、僕らは1番最後の入場だったので、選手村を出発したのは22時くらいでした。ずっと会場で待っていたわけではなく、入場する国順にどんどんバスが行って、バスを降りたら導線に沿って歩く。歩いていた先が国立競技場の入り口みたいな感じでしたね。選手村を出発する前は、八村塁選手や団長の挨拶があったりしました」

その開会式は、普段なかなか会うことのない選手同士が競技を超えて交流できる場の一つ。藤田もあの選手と交流ができたという。

「それこそ、八村塁選手は、写真を撮ってもらいましたね。人気の選手はみんな写真撮ってくださいみたいになって、撮影会が始まっていました。ラッキーなことに僕も2番目くらいに並べて、写真撮ってもらいました(笑)」

「段ボールベッド」の寝心地、食堂での衝撃的な料理とは

そして、ファンが気になることの一つと言えば、選手村の様子だろう。日本人選手のみならず、海外選手のなかには、選手村の様子を自身のSNSに公開する選手もいた。なかでも話題となったのが、イスラエル選手が段ボール製ベッド上で飛び跳ね破壊する動画だ。同選手らは、段ボール製のベッドに何人乗れば破壊するか検証するとして公開していたが、実際あのベッドの寝心地はどうだったのだろうか。

「実際、めちゃくちゃ頑丈ですし、全然ベッドとして寝れました。ちょっと硬かったかなというのはありましたけど、段ボールベッドだからよくないということはなかったかなと思います」

さらに、選手村の食堂についても明かしてくれた藤田。様々な国の料理が並ぶなか、ある料理が印象的だったという。

「色んな国の料理や、ヴィーガンの方専用のコーナーがあったり、多種多様な感じでした。中でも、寿司が人気で、僕も食べました、ただ、生物はあまりなくて、きゅうり巻きとか、エビもあったと思います。でも、1番謎だったのが、エリンギ(笑)シャリの上にエリンギがのってる斬新なものでしたね」

この他動画内では、藤田が食堂で遭遇したあのスター選手について、さらには開会式の「映り込みの真相」についても語られている。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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