7月30日は国際フレンドシップ・デーだった。それを記念して、ATP(男子プロテニス協会)の公式チャンネルであるTenni…

7月30日は国際フレンドシップ・デーだった。それを記念して、ATP(男子プロテニス協会)の公式チャンネルであるTennis TVが何人かの男子テニス選手に、テニス界で一番の友達を尋ねた。【実際の動画】テニス界で一番の友達は誰?【関連記事】シュワルツマンとティームが見せた、テニスの最良の部分【スーパープレー動画】錦織の美しすぎるジャンピング バックハンド ボレー!

まず元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン)は、「子供の頃から知ってるマルク・ロペス(スペイン)、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)、パブロ・アンドゥハル(スペイン)、ダビド・フェレール(スペイン)…」と同国の選手の名前をずらり。マルク・ロペスとナダルはダブルスを組んで「リオデジャネイロ・オリンピック」で金メダルを獲得している。

世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は「セルビアの選手かな、フィリップ・クライノビッチとか」と、やはり同胞の名前を挙げた。

一方、「東京オリンピック」金メダリストのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、以前二人でバケーションを楽しむ様子をSNSで公開したこともあるマルセロ・メロ(ブラジル)という答え。「ヨーロッパの選手なら、ドミニク・ティーム(オーストリア)とアンドレイ・ルブレフ(ロシア)」だそうだ。

またディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)の親友は、「アルゼンチンの選手ならフェデリコ・コリア。彼も今はトップ100に入ったから、あちこち一緒に行ける。アルゼンチンの選手以外ならドミニク・ティーム」だそうだ。シュワルツマンとティームは2020年「全仏オープン」準々決勝でフルセットの死闘を演じてシュワルツマンが四大大会で初のベスト4進出を決めたことがあるが、その時ティームは「とてもがっかりしているけれど、同時に彼のことを喜んでいる。相手が彼だったから、僕は心に大きな傷を負わずにすんでいるのかもしれない」と語っていた。

だが二人から想われていた(?)ティームは「一人じゃなく3、4人いるけど…サーシャ(ズベレフ)かな」との答え。「同じ言葉(ドイツ語)を話すし、一緒にいると楽しいよ」

ダニール・メドベージェフ(ロシア)は「たくさんいるよ。ロシアの選手はもちろんね。だから一人は選べないな」と言う。

そして錦織圭(日本/日清食品)の一番の仲良しは?「ガエル・モンフィス(フランス)ですね。リラックスしていて、話して楽しい」そうだ。

最後に登場したルブレフはフレンドリーなようで、「もちろんメドベージェフ、カレン・ハチャノフ(ロシア)。ティームとはとてもいい関係だ。ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)…」と、いろんな国の選手たちの名前を列挙。

ルブレフとチョリッチは2020年の「ATP500 サンクトペテルブルク」決勝で対戦し、ルブレフが7-6(5)、6-4の接戦を制したのだが、試合後のセレモニーでチョリッチは「負けるのは嫌いだけど、負けなきゃならないのなら相手は君がいいよ」と話した。

ルブレフは「たくさんの選手とすごくいい関係を築いてる。とてもいいことだと思う」と結んだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」2回戦での錦織(左)とモンフィス

(Photo by Sarah Stier/Getty Images)