7月12日、一般社団法人日本アーバンスポーツ支援協議会(Japan Urban Sports Support Committee)ならびに、一般社団法人アーバンスポーツ大会組織委員会は、コロナウィルスの影響により、2年間にわたり延期していた…

7月12日、一般社団法人日本アーバンスポーツ支援協議会(Japan Urban Sports Support Committee)ならびに、一般社団法人アーバンスポーツ大会組織委員会は、コロナウィルスの影響により、2年間にわたり延期していた国際大会「FISE」を、「FISE HIROSHIMA 2022」として来年(2022年)3月に開催することを発表した。

東京オリンピックで本格的に取り上げられ注目を集めるアーバンスポーツを、大会の開催により、新しいスポーツムーブメントとして醸成していくことを目的としている。会場は戦後復興のシンボルであり「スポーツの殿堂」であった、旧広島市民球場跡地が予定されている。

ワクチン接種などによる新型コロナウイルスの収束への見通しが立つことを前提に、広島県・広島市の協力のもと、万全の感染対策体制が整えられ、大会が開催されることになる。

また、これまで開催されてきた大会と同じく、エキシビションマッチとしてeスポーツも実施され、こちらはオンラインでの開催となる。

以下、大会の概要や開催概要などをお伝えする。(写真:FISE広島2019 eスポーツエキシビジョン決勝)

■FISEとは

FISE(フィセ)は「エクストリーム・スポーツ国際フェスティバル」を意味するフランス語のFestival International du Sport Extremeを略した名称。1997年にフランス南部モンテペリエで、エクストリーム・スポーツに情熱を持つ学生であった創立者・エヴァ・アンドレ-ブノワ(Hervé André-Benoit)によって始められた。国際的にも高い評価を得て、現在、世界最高峰のアーバンスポーツの大会として確立した。

■アーバンスポーツとは

過激な速度や高度をはじめ、難易度の高い目標などに挑戦するエクストリーム競技のうち、都市部で実施されるスポーツのこと。離れ技によって人々を魅了するエンターテインメント性が重視される。

FISEでは、BMX・スケートボード・ボルダリング・3×3バスケットボール・ブレイキン(ブレイクダンス)・マウンテンバイク・ウェイクボード・インラインスケートなど、25種目を超えるアーバンスポーツが一同に揃い、アマチュアやプロフェッショナルの男女アスリートが速さや高さなどを競い合う。

■FISE HIROSHIMA 2022 開催概要(案)


(写真:FISE広島2019 eスポーツエキシビジョン表彰式)

◇大会名称:FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2022 (※略称:FISE HIROSHIMA 2022)
◇会期:2022 年 3 月 25 日(金)、26 日(土)、27 日(日) —3 日間
◇開催場所:旧広島市⺠球場跡地
◇開催種目:7 種目
(1)BMX フリースタイルパーク (2)BMX フリースタイル フラットランド (3)スケートボード ストリート (4)パルクール (5)ボルダリング (6)ローラーフリースタイル (7)ブレイキン

◇各競技大会正式名称名:7 大会
(1) UCI BMX Freestyle Park World Cup (2) UCI BMX Freestyle Flatland World Cup (3) FISE World Series
Skateboard Street (4) FIG Parkour World Championships (5) IFSC Bouldering International Series (6) World
Skate Roller Freestyle World Cup (7) WDSF Breaking Open Series-Breaking

◇エキシビション :e スポーツ(オンライン)
◇主催 :一般社団法人日本アーバンスポーツ支援協議会、一般社団法人アーバンスポーツ大会 組織委員会
◇共催 :日本体操協会、日本自転車競技連盟、全日本フリースタイル BMX 連盟、 日本山岳・スポーツクライミング協会、ワールドスケートジャパン、日本スケートボード協会、日本ダンススポーツ連盟

◇協力 :日本eスポーツ連合
◇協力自治体 :広島県、広島市
◇運営主管 :Hurricane(仏)
◇制作・運営協力 :ADK マーケティング・ソリューションズ
◇開催基本方針:本年 12 月末に新型コロナの感染状況を考慮し「中止」を含めた開催可否を判断し発表を予定

(文●fanatic wilkinson’s)
(編集●VAMOLA eFootball News編集部)