【U24日本代表vsホンジュラス代表 7月12日】  前半と後半では全く違う展開になった。 13分、久保建英のFKから吉…

【U24日本代表vsホンジュラス代表 7月12日】 

 前半と後半では全く違う展開になった。

 13分、久保建英のFKから吉田麻也というはまった流れで早い時間に先制した日本は、40分にも堂安律が2点目。冨安健洋からのクロスを三好康児が見事にスルー、それを林大地がポストプレーで堂安へ。林は前を向いて打とうかと思ったらしいが、堂安から声が掛かった。それを堂安が右足できれいに決めた。2-0。これで日本はいい感じでハーフタイムに入った。

「1点返されると相手も勢いづくから気をつけよう」と吉田は話していたと言うが、「実際にそうなってしまった」。

 後半は前半とは別のチームにも見えた。ミスも増えた。ホンジュラスがハーフタイムでベンチだったリゴベルト・リバス(レッジーナ)ら5人を一気に入れ替えて来たのも一因だが、日本はボールを奪われて攻められた。

 65分に攻め込まれて冨安のオウンゴールでの失点後も、危ない場面は続いた。

■勝てたが、反省点も多い

 2日前に来日したホンジュラスに勢いが出て来たからだ。この試合はフレンドリーだが、ホンジュラスも五輪出場チームだから、真剣だ。ミゲル・ファレロ監督は立て直してきた。

 最終的には85分に、相馬勇紀からのクロスに、堂安が滑り込んで右足を伸ばした。また、右足。笑顔がこぼれる「ワンタッチ」のゴールだった。堂安の得点感覚はうれしい材料だ。

 日本は3-1で勝つことはできたが、反省すべき点の多い試合にもなった。

 堂安は冷静に語った。

「立ち上がりに先制点を取ることが大事でした。ただ、後半は少し相手に流れを持っていかれたので、そこはまだまだ課題です」

 森保一監督は言う。

「体力的にきつい中で五輪の舞台を戦かっていかないといけない。疲労が出た時にクオリティーを上げてゲームをコントロールできるように、攻撃に向かって行けるようにしないと」 

 オリンピックの本番第1戦は7月22日、10日後の南アフリカ戦だが、17日には神戸で欧州の強豪スペインとのフレンドリーも待っている。

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