ユーロ2020のグループステージが6月23日に終了した。優勝候補のベルギーが頭一つ抜け出していると予想されたグループBで…

ユーロ2020のグループステージが6月23日に終了した。優勝候補のベルギーが頭一つ抜け出していると予想されたグループBでは戦前の予想通り、ベルギーが3連勝で余裕の首位通過となった。そして三つ巴の2位争いを制したのはデンマーク。MFエリクセンにアクシデントがあった中、最終節ロシア戦を勝利して最下位からの劇的な勝ち上がりを見せた。

■順位表■

1.ベルギー(勝ち点9)

2.デンマーク(勝ち点3)※得失点1

3.フィンランド(勝ち点3)※得失点-2

4.ロシア(勝ち点3)※得失点-5

◆2大エースが存在感~ベルギー~

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メジャー大会初制覇を狙える陣容のベルギーが順調な滑り出しを見せた。エースストライカーの得点源であるFWルカクが3ゴールをマーク。チャンピオンズリーグ決勝でのケガの影響で出遅れていたMFデ・ブライネが2戦目から復帰して1ゴール2アシストと、現チームの2大エースが十分な働きを見せた。この2人にコンディションが万全ではないFWアザールやMFヴィツェルらが本調子を取り戻していけば、さらにベルギー優勝の期待が膨らんでいくはずだ。

◆エリクセンショックを乗り越えて~デンマーク~

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今大会はMFエリクセンに起こったアクシデント抜きには語れない。大きな動揺があった中、デンマークの選手たちは不屈の精神で乗り越え、連敗から最終節の勝利で逆転での2位通過を決めた。命の危険に晒されたチームメートを目の当たりにし、サッカーどころではなかった心情だったと思われるが、とりわけロシア戦では気持ちのこもったプレーを見せ、エリクセンに決勝トーナメント進出の嬉しい報告を届けることができた。

◆堅守で対抗~フィンランド~

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メジャートーナメント初出場のフィンランドは、あと一歩のところでグループステージ突破を果たせなかった。守護神のフラデツキーを軸に5バックで守備を固める、北欧らしい勤勉さと徹底により、強豪国に対して善戦して見せたが、3位での突破はならなかった。とはいえ、デンマークには勝利し、ロシアとベルギーには善戦と、フィンランドのサッカー界にとっては大きな飛躍の大会となった。

◆インパクト薄く最下位に~ロシア~

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国外で活躍する選手が少なく、前評判の低かったロシアだが、その通りの結果、内容に終わった。3年前の母国開催となったワールドカップでベスト8入りした勢いは微塵もなく、国外組のMFゴロビンとMFミランチュクが多少の輝きを放った程度だった。サッカーのスタイルに関しても前時代的な守備偏重なもので、サッカー大国とは到底呼べない立ち位置にいる。