写真提供=Getty Images 2015年にNPBシーズン歴代最多安打記録を更新したヒットメーカー。巧みなバットコントロールで世界を相手に快音を響かせる。 横浜創学館高1年時からレギュラー、進学した八戸大でも1年時から活躍して数々のタイ…

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 2015年にNPBシーズン歴代最多安打記録を更新したヒットメーカー。巧みなバットコントロールで世界を相手に快音を響かせる。

 横浜創学館高1年時からレギュラー、進学した八戸大でも1年時から活躍して数々のタイトルを獲得してスカウトの注目を集める。2010年秋のドラフト会議で西武から3位指名を受けてプロ入りすると、1年目から開幕スタメンに名を連ねてシーズン110試合に出場。2年目の2012年に打率.293を残すと、翌2013年には144試合に出場して打率.270、13本塁打、58打点をマーク。俊足強肩でもファンを沸かせ、ゴールデングラブ賞も受賞した。

 当初は守備のイメージが強かったが、2015年に打撃開眼する。打撃フォーム変更から面白いように安打を重ね、5月、6月と2カ月連続で月間40安打を達成し、6月から7月にかけては歴代3位となる31試合連続安打をマーク。最終的にマートンの持っていた日本記録を更新する年間216安打を放ち、打率.359、14本塁打、55打点の成績を残した。

 昨季は打率.296と数字を落としたが、盗塁数は前年の17個を上回る18個を記録。侍ジャパンのメンバーにも2015年のプレミア12に続いて2016年の台湾戦、メキシコ・オランダ戦と選ばれると、特に昨年末の強化試合では好守に加えて改めてバットマンとしての実力を再アピール。WBCメンバーにも文句なしで選ばれた。日本のスモールベースボールを高次元で体現できる確かな男だ。