「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)大会2日目の5月31日、男子シングルス1回戦で第…
「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)大会2日目の5月31日、男子シングルス1回戦で第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が鬼門だった「全仏オープン」でついに初勝利を挙げた。ATP公式サイトが報じている。【マッチハイライト】デニス・イストミン vs ロジャー・フェデラー/全仏オープンテニス2021 1回戦【ドロー表】「全仏オープン」男子シングルス
過去4回の出場ですべて1回戦敗退に終わっていたメドベージェフは、今シーズンここまでのクレーコートでは1勝2敗、さらに5月上旬に行われた「ATP1000 ローマ」の試合中に失格を申し出たことも報じられていた。しかし、今回は今シーズン最も多くのサービスエースを決めている世界37位のアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-3、6-3、7-5のストレートで破った。
メドベージェフは相手のミスを突いて第1セットで4-2とリードすると、ブブリクのセカンドサーブを攻め立てて12本中10本を自身のポイントとする。以降も、この日ダブルフォールトを8回記録するなどサーブが安定しなかったブブリク相手に優位に試合を進め、2時間足らずで勝利を収めた。
試合後、メドベージェフは喜びを示した。「最高の気分だよ。でも最も重要なのはテニスのレベルだ。対戦相手にも、僕が気持ちよくプレーしていることが伝わったと思う。今日は安定したプレーができた。練習の時はもっと良かったから、今後さらに良くなる可能性があるよ。今はとても自信があって、うまく動けているし、気分がいいんだ」
そんなメドベージェフと共に1回戦が注目されていた第8シードのロジャー・フェデラー(スイス)は、予選を勝ち上がってきた世界204位のデニス・イストミン(ウズベキスタン)に6-2、6-4、6-3で快勝。2020年の「全豪オープン」以来、16ヶ月ぶりとなるグランドスラムでの白星を手にした。ややミスが多かったものの、相手に一度もブレークチャンスを与えない余裕の試合運びを見せている。
フェデラーは「今日はよく動けたし、ラリーを早目に終わらせることもできた。前よりも物事がクリアになっているよ。タオルを取りに行ったり、ショットクロックを気にしたりといった試合におけるリズムに慣れてきたと思う。ジュネーブではそれがうまくできなかったからね。毎シーズン、クレーでは最初にてこずるんだ。長期間のリハビリを経て戻った時はいつも、いい選手たちと張り合えるレベルに戻れるのかが気がかりだね。“ウィンブルドン”でそのレベルに到達できればと思っているよ。もしかしたら、ここでも何かいいことが起きるかもしれないけどね」と述べている。
また、2日目は若手の活躍も目立った。グランドスラム本戦初出場を果たした世界76位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が第13シードのダビド・ゴファン(ベルギー)相手に6-0、7-5、7-6(3)で勝利。ムゼッティは2回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)と対戦する。同じく19歳の第18シード、ヤニク・シンネル(イタリア)は、世界85位のピエール ユーグ・エルベール(フランス)に第4セットで先にマッチポイントを握られたがそれをこらえ、6-1、4-6、6-7(4)、7-5、6-4とフルセットの末に勝利を収めた。そして、彼らよりさらに若い18歳の世界97位カルロス・アルカラス(スペイン)は、同じく予選を勝ち上がってきた世界128位のBernabe Zapata Miralles(スペイン)を4セットで破り、今年の「全豪オープン」に続くグランドスラム本戦での2勝目を挙げた。前回は2回戦敗退となったが、今回それ以上の成績を残せるだろうか。
その一方で、ゴファン以外にも、第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)、第16シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第19シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)、第25シードのダニエル・エバンズ(イギリス)らが1回戦で姿を消している。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全仏オープン」でのメドベージェフ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)