デビューからの4連勝で皐月賞まで制したエフフォーリアの無敗神話が続くかに注目が集まる競馬の祭典「日本ダービー」がいよ…
デビューからの4連勝で皐月賞まで制したエフフォーリアの無敗神話が続くかに注目が集まる競馬の祭典「日本ダービー」がいよいよスタート。今週もnetkeibaオリジナルのビッグデータを活用したAI競馬予想から弾き出した、激走注目馬を紹介します。
あのウオッカ以来となる牝馬ダービー制覇を狙うサトノレイナスの参戦、毎日杯をレコード勝ちしたシャフリヤールやグレートマジシャンの評価は? 一度も勝てていない青葉賞組の歴史をワンダフルタウンが変えるのか? 展開のカギを握る、NHKマイルCでスタート直後落馬のバスラットレオンは? などなど注目ポイントが多い今年の日本ダービー。
レースのペースを予測し、各馬の脚質・各馬の最終走破タイムを算出、走破タイムの速い順に印を打つAIですが、学習し予想に使われるデータは、netkeibaが保有するこれまでのレース情報すべて。
週頭にはディープモンスターをnetkeibaAIの本命候補としてピックアップしましたが、調教や枠順、馬場など週中の情報を追加した上で弾き出した注目馬は、なんとバスラットレオンでした。
【netkeibaAIの注目馬】
馬名:バスラットレオン
鞍上:藤岡佑
総合指数:65.99 (全17頭中1位)
前走のNHKマイルCはスタート直後にまさかの落馬。逃げたピクシーナイトが12着、2番手だったホウオウアマゾンが9着、その後ろだったグレナディアガーズが3着。落馬しなければ上位に粘れていても不思議ではありませんでした。
もともと2歳の頃から能力の高さは垣間見せていた同馬。高レベルレースだったデビュー2戦目の札幌2歳S。白毛の桜花賞馬ソダシが勝ち、先週オークスを勝ったユーバーレーベンに次いでの3着となりましたが、ソダシら後続が早めに仕掛けてきた厳しい流れから、先頭集団の中で唯一馬券に残ったのがバスラットレオン。「4角ではほとんど手ごたえがなかった」(坂井瑠星騎手)中ながら粘って掴んだ結果で、上位2頭より評価できます。
休み明けからプラス20kgの出走となった京都2歳Sは叩き、勝ったワンダフルタウンに0.5秒差の6着。朝日杯でもまだ絞り切れなかった中で4着に粘りこみました。
3歳になり4戦し2勝3着1回(中止1回)。一戦一戦成長した姿を見せてきましたが、前々走のニュージーランドTではNHKマイル6着、京成杯2着のタイムトゥヘヴンに5馬身差をつけての圧勝で、重賞初勝利を飾りました。NHKマイルCでの落馬は、ダービーを考えれば結果的には出走のダメージは残らずプラスともいえます。
血統的には、父キズナで近親にスティッフェリオがいる血統。オールカマーなど1800m〜2200mで重賞を3勝をしていて、距離的にはギリギリ守備範囲とみます。
さらに管理する矢作厩舎の成績も見逃せません。2010年以降、東京芝2400mのレースではクラス問わず、10勝、2着6回、3着3回、4着以下43回。10勝という数字は5位タイで、率も悪くありません。昨年はコントレイルでダービー、一昨年はラヴズオンリーユーでオークスを勝利しており、2度ある事は3度ある、陣営は本気で3年連続の東京芝2400mクラシック制覇を狙っているはずです。