英メディアが報道「イノウエ相手のKO負けで王座君臨は終わり」 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)と世界戦で対戦した、元WBA同級正規王者ジェイミー・マクドネル(英国)が現役引退を表明した。英衛星放送「スカ…

英メディアが報道「イノウエ相手のKO負けで王座君臨は終わり」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)と世界戦で対戦した、元WBA同級正規王者ジェイミー・マクドネル(英国)が現役引退を表明した。英衛星放送「スカイスポーツ」が報じている。

 マクドネルは2018年5月25日、挑戦者だった井上に初回1分52秒でTKO負けし、王座陥落。敗北から1年1か月後に迎えた再起戦では、ノンタイトル6回戦で15勝15敗4分けのクリスチャン・ナルバエス(ニカラグア)に判定勝ちしていたが、以降は試合をしていない。この度、グラブを置くことを決めたようだ。

「スカイスポーツ」は、マクドネルがインスタグラムで出した声明を記事で紹介。「今日はボクシングの競技から正式に引退する日となった。35歳という年齢でカムバックするには遅すぎると感じている」などと記しているという。

 2015年は亀田和毅に連勝するなど、10年間無敗だったマクドネルだが、井上のバンタム級昇格初戦となるタイトルマッチでは112秒で圧倒された。

「私はホームタウンのドンカスターで初の世界タイトルを手にした。世界中でベルトを防衛してきた。ベストになるために最強と戦ってきたんだ。惑星最強のファイターの1人に対しては及ばなかったが、この歳でのカムバックを果たすことになれば、自分のこれまでのハードワークに恥をもたらすことになってしまう」

 30勝3敗1分無効試合1というキャリアだったマクドネルは、井上について「惑星最強のファイターの1人」と称賛していたという。記事では「2018年のナオヤ・イノウエ相手のKO負けで4年間の王座君臨は終わりを告げた」と改めて脚光を当てていた。(THE ANSWER編集部)