4月17日、東京六大学野球春季リーグの第2週1日目が行われ、第1試合では投打に圧倒した明大が11対0で東大に完勝を収めた

明大は新エースとして期待される4年生右腕の竹田が先発。「11番を背負って弱い気持ちは見せられない」と立ち上がりから好投を続ける。

 この日、開幕初戦を迎えた明大は、リーグ戦通算28試合(先発16試合)で6勝4敗、防御率2.75、最終学年となって自らエース番号「11」を希望して背負うことになった竹田祐(4年・履正社)が先発。早大と対戦した第1週で1分け1敗の勝点0.5をもぎ取った東大は、リーグ戦通算11試合(先発7試合)で0勝7敗、防御率6.15の井澤駿介(3年・札幌南)が先発マウンドに上った。

 初回は両チームともに無得点で終わるも、2回表に試合が動く。明大が4番・上田希由翔(2年・愛産大三河)、5番・植田理久都(4年・高松商)の連打でチャンスを作ると、6番・篠原翔太(4年・報徳学園)が初球を叩いてバックスクリーンへ「あんまり感触は良くなかったんですけど、ボールが伸びてくれた」と自身リーグ戦初本塁打となる3ラン。続く3回表には、村松開人(3年・静岡)のタイムリー3塁打で1点を追加し、序盤3回を終えて明大が4対0とリードした。

明大は篠原のリーグ戦1号&2号弾以降も攻撃の手を緩めずに計17安打で11得点を奪った。

 マウンド上では、「MEIJIの11番」を受け継いで「弱い気持ちは見せられない」と語る竹田が快調なピッチングを続けた。初回三者凡退の後、2回2死から四球を与えたのみで、3回、4回もノーヒット投球。「まだまだ自分の思っているような投球ができていない」と自分自身には厳しい言葉も、7回まで投げて2安打1四球無失点の好投で相手に付け入る隙を与えず。その間も明大打線は爆発を続け、5回に篠原がこの日2本目となるホームランを放って2点、7回には代打・西川黎(2年・履正社)のタイムリー2塁打に村松、丸山のタイムリーで4点追加。9回にも1点を加え、計17安打で11得点を奪った。

 敗れた東大は、先発の井澤が3回を5安打4失点で降板した後、4回から昨年は怪我でリーグ戦での登板がなかった大久保英貴(4年・湘南)がリリーフ登板し、「粘れれば早稲田戦と同じような展開にできると思って流れを切ろうと思ったんですけど、2イニングにつかまってしまった」と5回に被弾。その後、代わった投手も明大打線を抑えきれず。打線では5番の水越健太(4年・明和)が一人で3安打を放ったが、チームとしては計4安打でチャンスらしいチャンスも作れなかった。

計4安打に抑え込まれた東大の中で、水越が9回にこの日3本目のヒット。猛打賞と気を吐いた。

■明治大vs東京大
明大 031 020 401=11
東大 000 000 000=0
【明】○竹田、宮内、西城-植田
【東】●井澤、大久保、鈴木、奥野-松岡泰
本塁打:明大・篠原《2回3ラン》、《5回2ラン》

◎明治大・田中武宏監督
「どのチームも同じですけど、初ゲームというのは何が起こるか分からない。どうやって日頃からやっていることを早い段階で出せるか。そういう意味では2回に点を取れたことは大きかった。(先発の)竹田がチームに安心感を与えてくれた」

◎明治大・竹田祐(4年・履正社)
「しっかりと1つのアウトを取ろうと思ってマウンドに上がった。ゼロでは抑えられましたけど、まだまだ課題が多い。球が高いですし、まだまだ自分の思っているような投球ができていない。(明大のエース番号の)11番を背負って弱い気持ちは見せられない。強い気持ちを持ってマウンドに上がりたい」

◎明治大・篠原翔太(4年・報徳学園)
「1本目は真ん中のスライダー、2本目はインコースよりのカーブだったと思う。あまり感触は良くなかったんですけど、ボールが伸びて入ってくれた。(昨夏の4番打者は)少しプレッシャーはあった。今日は(6番打者で)気楽に打てた。(神宮での本塁打は)気持ちいいです」

◎東京大・井手峻監督
「今日はちょっとね…。(明大・篠原が)うまく打ちましたね。あっけに取られちゃったよ。明日もう1回チャレンジしたい」

◎東京大・松岡泰希(3年・東京都市大付)
「(本塁打を)打たれたのは変化球。データ的には変化球は打てないということだったんですけど、相手が一枚上でした。(盗塁阻止は)球速が勝負。どんな相手でも刺せると思っている。(リード面で)今日はピッチャーの良さを引き出せてあげられなかった」