アーセナルイレブンが、反人種差別を行動で示した。 アーセナルは15日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでスラビ…

アーセナルイレブンが、反人種差別を行動で示した。

アーセナルは15日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでスラビア・プラハと対戦した。

スラビア・プラハに所属するチェコ代表DFオンドレイ・クデラは、先月のレンジャーズ戦において人種差別発言を行ったことで、欧州サッカー連盟(UEFA) からUEFA主催試合における10試合の出場停止を科されたばかりだった。

クデラの件が調査中だった先週に行われた1stレグでは、キックオフ前にアーセナルの選手たちだけが、人種差別への抗議の意思を示す「ヒザつき」行為を実施していたが、スラビア・プラハのホームで行われた2ndレグでも同様となった。

2ndレグでは、スラビア・プラハのスターティングイレブンが「ヒザつき」行為の代わりに肩を組んで立つことを選んだが、キャプテンのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットを先頭にアーセナルの選手たちはスラビア・プラハの選手たちの目の前でヒザをつき、前を見据え続けた。

この件について、アーセナルのミケル・アルテタ監督は、選手たちが自主的にやったことだと明かした。

「選手たちは私とクラブに尋ねてきた。彼らはそうしたいと思っていた。正当な理由があったので、クラブと私は非常に協力的だった」

「ありがたいことに、レフェリーとUEFAも協力してくれたので、良い行為だったと思う」

アーセナルは、ラカゼットの2ゴールもあり0-4で大勝。2戦合計1-5で準決勝進出を決めた。準決勝では、かつてチームを指揮したウナイ・エメリ監督率いるビジャレアルと対戦する。

【動画】肩を組む相手イレブンの前に陣取りヒザをつくラカゼット

Lacazette pic.twitter.com/aHlh1SYr00

— Football on BT Sport (@btsportfootball) April 15, 2021