マスターズ最終日、松山が日本男子初の海外メジャー制覇 米男子ゴルフの海外メジャー初戦・マスターズ最終日は11日(日本時間12日)、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)で行われた。4打差の首位で出た松山英樹(…

マスターズ最終日、松山が日本男子初の海外メジャー制覇

 米男子ゴルフの海外メジャー初戦・マスターズ最終日は11日(日本時間12日)、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)で行われた。4打差の首位で出た松山英樹(LEXUS)が4バーディー、5ボギーの73で回り、通算10アンダーで初優勝。日本男子初の海外メジャー優勝、アジア人初のマスターズ制覇を成し遂げた。日本のテレビ実況席からは、優勝決定で感涙した様子が聞こえてきたが、米メディアも「日本のテレビで実況される、ヒデキ・マツヤマの勝利」と注目している。

 感激したようだ。松山が最後のパットを沈め、優勝が決まった直後。大きな拍手が起きる中、日本の実況席は「松山英樹、マスターズを勝ちました!」と感極まった様子だった。「遂に、日本人がグリーンジャケットに袖を通します!」「遂に、遂に世界の頂点に松山は立ってくれました」などと快挙を伝えた。

 米専門誌「ゴルフダイジェスト」公式ツイッターはこの場面について「日本のテレビで実況される、ヒデキ・マツヤマの勝利」と文面につづり、映像付きで紹介。米ファンからもコメントで「彼は支配していた」「優勝に値する」「アナウンサーは『彼は、私たちのために勝ってくれた』って言っている。日本にとって最高の勝利」などと反響が寄せられていた。

 松山の優勝決定後、テレビ解説の中嶋常幸は「すいません」と涙声だった。「苦しかったから、本当に良かった……」と話せば、ゲスト解説・宮里優作も「本当にこんな日が来るなんて……」と語り、「彼の夢に僕らが乗っかってるんですけど、日頃からトレーニング、練習してきたので本当に良かった、ありがとうといいたい」と感謝を伝えていた。

 実況の小笠原アナを含め、優勝を伝えた実況席にはツイッター上の日本人ファンからも「中嶋常幸プロの感極まった涙声にウルルンとなりました」「朝から感動」「中嶋さんの涙はホンモノ過ぎて感動した」「号泣していた声に私ももらい泣きしました」「宮里優作プロの言葉もあたたかくて涙が」などと反響が寄せられている。(THE ANSWER編集部)