TEAM123456789計早 大0000000000東 大0000000000(早)西垣、山下―岩本◇(二塁打)西垣、…

TEAM
早 大
東 大
(早)西垣、山下―岩本
◇(二塁打)西垣、蛭間

 この日も東大救援陣の前に苦しんだ。開幕戦は終盤に猛追を受けながらもリードを守り切り、貴重な勝ち点1をつかんだ早大。東京六大学リーグ戦(リーグ戦)連覇を成し遂げるためにも連勝して立大戦に臨みたいところだったが、この日の打線からは快音が聞こえない。多くの回で走者を出したが、スコアボードに並んだのは9つの0。投手陣の奮闘むなしく引き分けに終わり、勝ち点0.5を得るにとどまった。

 

 初戦で6得点を挙げ、波に乗る打線は立ち上がりから相手先発・西山慧(3年)を攻め立てる。初回はーの内野安打を皮切りに連続四球で2死満塁の好機を演出。続く2回にはーの二塁打、3回にも蛭間の二塁打で得点圏に走者を進めた。だが、3イニング全てであと一本が出ず。序盤に主導権を握った中で、欲しかった先取点を奪うことができなかった。

 

 一方、先発の西垣は持ち味を生かした投球を披露。序盤は球数を要したものの、中盤以降は140キロ中盤の直球と変化球のコンビネーションが冴えわたり、東大打線に付け入る隙を与えない。出塁は許すものの要所を締め、結果的には8回までを無失点に封じる好投。先発の役目を十分に果たし、味方の得点を待った。

 


8回無失点の好投を見せた西垣

 

 なんとか西垣を援護したい打線だが、4回から登板した小宗創(4年)の緩急を使った投球に苦戦。中盤にはバント失敗や併殺打もあり、変則左腕の前に翻弄(ほんろう)される展開が続いた。そんな中、早大打線に絶好の機会が8回に訪れる。この回、先頭のーが四球で出塁。ーが犠打を決め二塁に進めると、次打者のーが打ったゴロを遊撃手が悪送球。1死二、三塁として、この日安打を放っているーを迎えた。しかし、熊田は外角の変化球に手を出し三振。続くーも三ゴロに倒れ得点ならず。またも残塁を積み重ねた。

 

 その後は9回にーの安打などで一打勝ち越しの場面をつくったが、後続が倒れ無得点。最後まで好機を生かすことはできなかった。9回裏はーが1死二塁のピンチを招くも後続を打ち取り試合終了。お互いに1点が遠い試合となった。


9回2死、三振に倒れうつむく蛭間

 

 拙攻に次ぐ拙攻。攻撃で積み上げた残塁の数は12にのぼった。「チャンスでの一本であったり、見えないミスがチームの中にあった」と丸山が話すように、この試合では各々が役割を十分に果たせないプレーが目立った。勝てた試合で引き分けに終わったこの試合。つかみきれなかった勝ち点0.5は今後のリーグ戦に大きく影響を及ぼしかねない。もう取りこぼしは許されない中、つながりを欠く打線の復調は連覇を狙うためにも不可欠となる。

(記事 足立優大、写真 佐藤桃子)

黄字は打点付き

早大打者成績
打順守備名前
1(中)鈴木萌斗210.400二ゴ四球  四球 左安  
 打三小西優喜1101.00        左安
2(三)一中川卓也400.000右飛二ゴ  投併 一ゴ 投犠
3(右)蛭間拓哉420.500二安 右2 四球 中飛 空三
4(捕)岩本久重200.200四球 中飛 二ゴ  四球 
5(二)丸山壮史100.000四球 左飛  四球 一犠 
6(左)野村健太400.000右飛 右飛  見三 遊失 
 走左西田燎太000.―         
7(遊)熊田任洋410.250 左安 三飛 空三 空三 
8(一)生沼弥真人400.167 遊併 遊ゴ 三ゴ 三ゴ 
 松木大芽000.―         
9(投)西垣雅矢310.333 左2 一邪  空三  
 橘内俊治100.000        左飛
 山下拓馬000.―         
早大投手成績
名前
西垣雅矢10082210000.00
山下拓馬2001010000.00
東京六大学春季リーグ戦星取表
順位 早 大法 大慶 大東 大立 大明 大勝ち点
早 大  ○6-5
△0-0
  1.5
法 大 ○2-1
●1-7
   
慶 大 ●1-2
◯7-1
   
東 大●5-6
△0-0
    0.5
立 大     
明 大     


コメント

丸山壮史主将(スポ4=広島・広陵)

――今日の試合を振り返っていかがですか

勝ちきれなかったというところが一番悔しい試合でした。

――勝ちきれなかった要因は何だと考えられていますか

チャンスでの一本であったり、見えないミスがチームの中にあったと感じています。

――ミーティングではどのようなお話をされましたか

自分たちのできることができなかったというのが一番の課題でした。やることをできなかった。チャンスでの一本であったりとか、フライのアウトが多かったので、転がせば何かあると。そのような部分が足りなかったという話をしました。

――小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)はどのようなお話をされましたか

やれることを最大限やれという話をされました。

――チームの調子や雰囲気はいかがでしたか

初回なかなかチャンスで得点できなくて、ずるずると試合後半になってしまいました。ベンチの空気は悪くなかったのですが、出ている選手がやれることをできなかった。ただそれに尽きると思います。

――「やれることをできなかった」というのはチャンスでの一本が出なかったというところが大きいのでしょうか

そうですね。チャンスでの一本であったりとか、自分の中で打てる球を待つであったり、きわどい球をどうにかするという意思を打席の中で見せられなかったり、送りバントを決めないといけない場面で決められなかったり、1死二、三塁の場面でなんとかできたのではないかと思います。

――チームの投手陣の調子はどのように捉えられていますか

今日に関しては西垣(雅矢、スポ4=兵庫・報徳学園)が、打線が点を取れない中で踏ん張ってくれましたし、引っ張ってくれたかなと思います。また、山下(拓馬、法4=埼玉・早大本庄)がしっかりとチームを救うピッチングをしてくれていたので、今度は野手が助けないといけないと思います。

――東大戦2試合を終えて、ご自身の打撃の調子を振り返っていかがでしょうか

まだ詰めるところはたくさんあると思います。今日の試合にかけて修正できたことはありましたし、そこに手ごたえもあったので、一週空いて次の週の立教戦に向けて調整していきたいと思います。

――打撃はどのような修正をされましたか

(東大1回戦では)構えたときに力みがありました。トップから素直にバットが出てきていなかったので、とにかくセンター返し、ピッチャーの足元に低いゴロで内野手を抜くイメージで打席に立ちました。

――最後に次戦への意気込みをお願いします

正直今日の試合はとても悔しかったのですが、これで終わらせてはいけないと思っています。この試合をチームの教訓にして、OBや早稲田を応援してくださる方々に、この東大戦があったからチームが変わったと言っていただけるように、鍛えなおして立教戦に臨みたいと思います。