ヘリングがフランプトンを撃破、決着シーンを米TRが公開 ボクシングのWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチが3日(日本時間4日)、UAEドバイで行われ、王者ジャメル・ヘリング(米国)が3階級制覇を目指した挑戦者カール・フランプトン(英国…

ヘリングがフランプトンを撃破、決着シーンを米TRが公開

 ボクシングのWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチが3日(日本時間4日)、UAEドバイで行われ、王者ジャメル・ヘリング(米国)が3階級制覇を目指した挑戦者カール・フランプトン(英国)に6回TKO勝ち。3度目の防衛を飾った。アッパーでダウンを奪い、左ストレートで仕留めるフィニッシュシーンを米興行大手「トップランク」が公式SNSで動画付きで公開。海外ファンの喝采を浴びている。

 圧巻の内容で強敵を撃破した。ヘリングは5回、素早いモーションで放った左のアッパーで顎を打ち抜き、フランプトンをキャンバスに転がすと、決着は6回。体格で勝るヘリングはじわじわと前に出ながら圧力をかけ、最後は打ち下ろしの左ストレートをヒットさせた。

 フランプトンはダウンこそしなかったものの、コーナーからたまらずタオルが投入され、ヘリングが3度目の防衛に成功。キャンバスに跪き歓喜に浸った。

 トップランクは公式インスタグラムで「アッパーカット、そしてフィニッシュ。ジャメル・ヘリングが熟練した技でショーを閉幕させた」と記して動画付きでKOシーンを公開。これに米ファンからは「素晴らしいフィニッシュ」「美しいKO」「ヘリングにとって最高のパフォーマンスだった」「ヘリングがこんなに危険な選手だとは知らなかった」「ヘリングは野獣だ」「エグいわ」「エゲツないアッパーカット」などと称賛が集まっている。

 元海兵隊出身のヘリングは2019年に伊藤雅雪から王座を奪取。3度目の防衛戦で最強の挑戦者を迎えたが、王者の貫禄を見せつけた。戦績は23勝(11KO)2敗。(THE ANSWER編集部)