オランダ代表のフランク・デ・ブール監督がジブラルタル代表戦を振り返った。オランダサッカー協会が伝えた。 カタール・ワールドカップ欧州予選 グループGに入っているオランダ。しかし、予選初戦のトルコ代表戦では4-2で敗戦スタート。嫌な空気も漂っ…

オランダ代表のフランク・デ・ブール監督がジブラルタル代表戦を振り返った。オランダサッカー協会が伝えた。

カタール・ワールドカップ欧州予選 グループGに入っているオランダ。しかし、予選初戦のトルコ代表戦では4-2で敗戦スタート。嫌な空気も漂ったが、2戦目のラトビア代表戦は2-0で勝利し、このジブラルタル戦に臨んだ。

格下との対戦は立ち上がりからオランダが押し込む展開に。しかし、なかなかゴールが奪えないと、17分にはメンフィス・デパイがゴール至近距離でシュートを放つが、ここは相手GKデイル・コレイングの顔面セーブに遭う。

なかなかゴールが奪えず嫌な雰囲気になるなか、42分に待望の先制点。ステーフェン・ベルフハイスがゴールを奪うと、後半はゴールラッシュ。55分にルーク・デ・ヨングが追加点を奪うと、その後に5ゴールを重ねて0-7で快勝した。

試合後デ・ブール監督は試合を振り返り「7ゴールを挙げたことには非常に満足している。しかし、対戦しているのはアンチフットボールだ」とコメント。「少し飽きて来ていた。この試合が終わってよかった」と語り、引いて守りサッカーをしてこない相手に嫌気が指していたとコメントした。

それでも前半なかなかゴールが奪えなかったことについては「チャンスを重ねても得点に結びつかなかった。そして、GKがボールを頬でストップするのを見た。それはイライラした」とコメント。決め切れない展開に業を煮やしていたようだ。

オランダはハーフタイムでデンゼル・ダンフリースを下げてライアン・グラフェンベルフを投入。これが奏功していたが「ライアン・グラフェンベルフの交代はうまくいった。我々はフィールドに10番を3人置き、ライン間でより多くのプレーをするようにした」とコメント。より攻撃に比重を置き、ゲームメイクを強めたことで得点を重ねられたと語った。

初戦のトルコ戦で敗れているオランダだが、この第3節ではそのトルコがラトビア相手に3-3のドローとなり、勝ち点を落としていた。

この先のグループの展望については「我々は全てを自分の手の中にある。グループでの戦いに勝たなければならない。それは簡単なことではない。トルコとノルウェーは良い相手だ。そしてモンテネグロも見逃せない」とコメント。まだまだ自力で勝ち抜けると意気込んだ。