トップリーグと日本選手権の2冠を獲得したサントリーサンゴリアスからは今年、多くの選手が2月23日開幕のスーパーラグビー(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、日本の18チームが参加)に挑戦することになっており、海外チ…

 トップリーグと日本選手権の2冠を獲得したサントリーサンゴリアスからは今年、多くの選手が2月23日開幕のスーパーラグビー(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、日本の18チームが参加)に挑戦することになっており、海外チームに期限付き移籍するFL/NO8のツイ ヘンドリック、ジョージ・スミス、LOジョー・ウィーラーのコメントが発表された。

 2015年にレッズ(オーストラリア)の一員となり、昨年は赤いジャージーの6番をつけて全15試合に先発し大黒柱的な存在だったツイ ヘンドリック(日本代表38キャップ)は、昨季途中にレッズと2017シーズンの契約を結び、同チームで3季目を迎えることが決まっていた。

 3季ぶりにサンゴリアスに復帰して、トップリーグで4回目のベストフィフティーンに選出されるなど活躍したジョージ・スミス(オーストラリア代表111キャップ)も、昨年6月に2年契約でレッズ入りが発表されており、4年ぶりにスーパーラグビーでプレーすることとなる。ブランビーズ在籍時は142試合に出場し、優勝を2回達成している。
 レッズは昨年、3勝1分11敗で15位と残念な結果に終わっており、ツイとスミスにかかる期待は大きい。

 ツイは「昨年に引き続きこのようなすばらしい機会をいただけたことをとても嬉しく思っています。今回、ジョージと一緒にプレーできるので心強く思っています。サンゴリアスにいい影響を与えられるようにしっかり成長して戻ってきます」とコメント。
 スミスは「伝統あるレッズでプレーできる機会をいただき感謝しています。また4シーズンぶりにスーパーラグビーでプレーできることを今から楽しみにしています。良いプレーをしてチームの勝利に貢献したいと思います」と意気込みを語った。

 マオリ・オールブラックスとして3キャップを持つジョー・ウィーラーは、サンゴリアス1年目から活躍し、トップリーグのベストフィフティーンを受賞したハードワーカー。スーパーラグビーでは52試合出場の経験があり、2013年から所属しているハイランダーズ(ニュージーランド)と5季目の契約をすでに結んでいた。
 ウィーラーは「昨年に引き続きハイランダーズの一員になれることを本当に嬉しく思います。日本での速い展開ラグビーの経験は自分にとってすばらしい経験になり、また自分のラグビーを向上させるものになりました。またハイランダーズでも勝利に貢献できるように頑張ります」と、さらなる飛躍を誓った。

 サンゴリアスからはほかに、今季トップリーグでMVPに選ばれたWTB中靏隆彰や、LO真壁伸弥、CTBデレック・カーペンター、WTB江見翔太、FB松島幸太朗がサンウルブズの選手としてスーパーラグビー2017に挑む。