テニスでゲームカウント6-0でセットを取られた時に、丸いベーグルの形をゼ…
テニスでゲームカウント6-0でセットを取られた時に、丸いベーグルの形をゼロに見立てて「ベーグルされた」と表現することがある。「ベーグルは避けたい」などと言ったりもする。【動画】時代を超えたビッグ3のプレー集!
テニス史上最高の選手の1人であるロジャー・フェデラー(スイス)は、どこでどうプレーすればいいのか全て分かっていて、それを実際にやってのけるスキルを身に付けている。その結果、彼はしばしば対戦相手を圧倒し、相手に「ベーグル」をくらわせる。ファンはそんな姿を何度も見て来たが、さて一体彼は何回くらいベーグルをしたことがあるのだろうか。スポーツメディアEssencially Sportsが伝えた。
ビッグ3が相手をベーグルした回数
フェデラーがこれまでに相手に与えたベーグルは95個。これはすごい数字だが、彼のライバルであるノバク・ジョコビッチ(セルビア)も同じく95個で、ラファエル・ナダル(スペイン)はなんと112個と2人をリードしている。だが受け取ったベーグルの数ではフェデラーが最も少ない4個、ジョコビッチが10個で、ナダルがここでも最多の15個だ。
特筆すべきフェデラーのベーグル
与えたベーグル95個のうち最も印象深いのは、2007年の「ATP1000 ハンブルグ」での対ナダル戦のものだろう。そこでフェデラーは最終セットを6-0で締めくくり、この大会で初優勝を遂げると同時に、ナダルのクレーコートでの81試合連勝記録をストップさせたのだ。
あるいは2012年の「ATP1000 シンシナティ」でのこと。決勝でジョコビッチを6-0、7-6(7)で破り、大会最多記録となった5回目の優勝を飾った(その後さらに2回優勝)。それがこれまでフェデラーがジョコビッチに与えた唯一のベーグルである。
これまでのビッグ3直接対決のベーグル記録も見てみよう。フェデラーがナダルから6-0でセットを奪ったことは、上記を含めて3回ある。ジョコビッチからは1回だ。ナダルがフェデラーからベーグルでセットを取ったのは1回、ジョコビッチからは2回。ジョコビッチがこの2人からベーグルでセットを奪ったことは、まだない。
(テニスデイリー編集部)
※写真は左からジョコビッチ、ナダル、フェデラー (Getty Images)