イスコがレアル・マドリーで置かれている状況は、相変わらずおかしい。マラゲーニョは、ジネディーヌ・ジダンの下でレギュラーを…
イスコがレアル・マドリーで置かれている状況は、相変わらずおかしい。マラゲーニョは、ジネディーヌ・ジダンの下でレギュラーを確保できず常に途中交代で、自分のレベルを下回るパフォーマンスに終始している。レアル・マドリーの選手として8年目のシーズンを迎え、彼の将来はバルデベバスから離れることを示している。
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イスコは、レアル・マドリーの37試合中20試合(731分)にしか出場していない。先発起用は7試合のみだ。しかし、ここ数回の出場では周囲を納得させるパフォーマンスを見せていた。多くの怪我人が出た状況での起用だったが、彼は魔法が錆びついていないことを示した。
ベルガモで行われたアタランタ戦では9人の欠場者がいたために先発出場し、0-1の勝利に貢献した。レアル・ソシエダ戦でも先発起用され、1-1の引き分けに終わったものの、その役割を果たした。しかし、アトレティコ・マドリーとのダービーでは再びベンチに戻り、エルチェ戦では先発出場したが、控えめなプレーに終わった。
欧州チャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16の2ndレグ、アタランタ戦では、カゼミロの不在(出場停止)があったにもかかわらず、イスコは90分間ベンチで戦況を見つめるだけだった。
ジダン自身は、イスコに対して十分な時間を与えられていないと認識している。「彼のプレーヤーとしての能力を発揮する機会は足りないと理解しているが、戦術的な問題だ」と先日のアタランタ戦後に話している。
イスコの契約は2022年に終了するが、レアル・マドリーに更新する様子はない。彼の給料は670万ユーロ(8億7000万円)で、複雑な経済状況のためにクラブが実施した10%の給与削減により、600万ユーロ(約7億8000万円)となっている。4月には29歳になるイスコが契約終了後に白いシャツを脱ぐことは既定路線だ。