明治安田生命J1リーグ第4節の1試合が14日に日産スタジアムで催され、ホームの横浜F・マリノスが浦和レッズを3-0で下した。 今季初の連勝を目指す横浜FMは前節の先発から3枚を変更。松原、ティーラトン、岩田がスタートからピッチに立った。対…

明治安田生命J1リーグ第4節の1試合が14日に日産スタジアムで催され、ホームの横浜F・マリノスが浦和レッズを3-0で下した。

今季初の連勝を目指す横浜FMは前節の先発から3枚を変更。松原、ティーラトン、岩田がスタートからピッチに立った。対する浦和も今節、今季初の連勝を目指す戦いに。前節から中3日だが、同じ11選手をスターティングメンバーとして送り出した。

似た攻撃的スタイルを標榜するチームの一戦はここ2戦連発中の男が早々にスコアを動かす。3分、敵陣右サイドの仲川が深くからゴール前に右足で折り返すと、ここ2戦3発の前田が反応。体勢を崩しながら合わせ切り、横浜FMが先取する。

早々に守りが崩れてしまった浦和はその後、ボールを動かしながら攻め手を探るが、横浜FMがしっかりと対応。しかし、その横浜FMは飲水タイム直前の23分頃にティーラトンが左太ももを痛めてピッチを退くアクシデントに見舞われてしまう。

それでも、25分にティーラトンとの交代で小池を投入した直後に横浜FMが追加点。26分、バイタルエリア左からマルコス・ジュニオールが右足で出した浮き球パスを仲川が胸トラップで落とすと、前田が右足で強振。これをゴール右に突き刺した。

連続失点でより劣勢を強いられた浦和は引き続き横浜FMペースの流れが続くなか、39分に得点源としての働きが期待される杉本に決定的なシーン。ボックス右深くから右足でグラウンダーのシュートを放っていったが、相手GKの好守に遭う。

浦和は反撃に転じようと、ハーフタイム明けから田中、金子の交代カードを切るが、55分に横浜FMがカウンター。右サイドの前田がゴール前に低い弾道のクロスを送ると、左サイドバックの小池がファーサイドで押し込み、3点目を手にした。

クラブの通算1500得点目となる小池のゴールで勝利を大きくたぐり寄せた横浜FMは62分にオナイウ阿道、渡辺、水沼を投入。一矢報いたい浦和は65分に関根と伊藤を送り込み、反撃姿勢を強めるが、横浜FMのゴールをこじ開けられない。

69分に左CKのチャンスから槙野のヘディングシュートが横浜FMのゴールマウスに襲いかかるが、GKオビ・パウエル・オビンナが弾いて処理。続く73分、バイタルエリア左から個人技で仕掛けた伊藤の右足シュートもゴールに繋がらない。

76分に最後の交代カードで柴戸を送り出した浦和だが、横浜FMが最後まで主導権を握って離さず、そのまま終了のホイッスル。78分にオナイウ阿道がゴールネットを揺らした場面こそオフサイドの判定で幻になったものの、浦和に3発快勝の横浜FMが今季初の連勝を達成している。

横浜F・マリノス 3-0 浦和レッズ

【横浜FM】

前田大然(前3、前26)

小池龍太(後10)