軽量級屈指のビッグマッチ、勝者が井上と対戦したならば… ボクシングのWBA世界スーパーフライ級スーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア・帝拳)とWBC同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)の王座統一戦が13日(日本時間1…

軽量級屈指のビッグマッチ、勝者が井上と対戦したならば…

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級スーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア・帝拳)とWBC同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)の王座統一戦が13日(日本時間14日)に米カリフォルニア州カーソンで開催される。軽量級屈指の実力者同士の対決となるが、米メディアでは統一戦勝者の今後を予想。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)との対戦も選択肢に挙げつつ、「イノウエは勝者相手に圧倒的な本命となる」と勝敗まで予想。仮にどちらの強豪と対戦することになっても、井上が断然有利と予想している。

 エストラーダ対ゴンサレスという軽量級のビッグマッチと、その後を占っているのは米メディア「ボクシングシーン.com」だ。この試合の勝者がバンタム級の盟主と激突するシナリオを紹介している。

「115ポンド(約52.1キロ=スーパーフライ級)の3ポンド上では、27歳のナオヤ・イノウエがバンタム級の頂点に立っている。(2団体)統一王者の活動は2019年にワールド・ボクシング・スーパー・シリーズを制覇してから、1試合に限定されており、階級統一を完了する希望は残されている」

 記事では井上をバンタム級最強の男と評価する一方で、昨年、10月のジェイソン・マロニー(豪州)とのラスベガスでの一戦以外に試合をしていない現状を紹介している。

実現性は?も…米メディア「これ以上のビッグマネーの試合が存在するだろうか?」

「イノウエはエストラーダ対ゴンサレス第2戦目の勝者と対戦時に、圧倒的な本命となるだろう。しかし、この辺りの階級でこれ以上のビッグマネーの試合が存在するだろうか? イノウエのキャリアはライトフライ級からスーパーフライ級まで他のライバル候補とほぼ同時に広がりを見せてきた」

 階級は違えど、この統一戦の勝者とモンスターとの激突こそが軽量級最大のビッグマッチで、巨額なファイトマネーを生み出すと分析している。

 バンタム級統一が最優先ターゲットの井上。エストラーダ―ロマゴン戦の勝者と拳を交える可能性は現時点では高くはなさそうだが、もし実現するならば大きな興味を引くことは間違いない。(THE ANSWER編集部)