3月1日、横浜ビー・コルセアーズは河村勇輝の特別指定選手としての活動が2月28日を持って終了したことを発表した。  福岡第一…

 3月1日、横浜ビー・コルセアーズは河村勇輝の特別指定選手としての活動が2月28日を持って終了したことを発表した。

 福岡第一高校3年次の2020年に三遠ネオフェニックスに特別指定選手として加入し、2020-21シーズンの新人賞ベストファイブの一人に選出されるセンセーショナルな活躍を見せた河村。東海大学1年生となった今シーズンは横浜ビー・コルセアーズに特別指定選手として加入し、16試合に出場して96得点(1試合平均6.0得点)37リバウンド(同2.3リバウンド)55アシスト(同3.4アシスト)25スティール(同1.6スティール)を記録した。

 特別指定選手としての活動期間を終えた河村はクラブ公式HPを通してコメントを発表した。

「まず、このような機会を与えてくださった、植田社長、山田謙治AGM、ビーコルの関係者のみなさま、本当にありがとうございました。そして、シーズン途中の加入にも関わらず、温かく迎え入れてくださったヘッドコーチ、スタッフ、チームメート、そしてブースターのみなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです」とクラブのスタッフやファン・ブースターへの感謝を綴った河村。しかし、続く言葉は自身のプレーに対する深い反省だった。

「僕自身この2ヶ月間、納得のできるプレー、そしてファン・ブースターのみなさまの期待に応えるプレーを最後の最後までできず、恩返しをすることができずに、本当に悔しい気持ちを抱いたままで終わりました」

 河村が出場した16試合中、横浜が白星を挙げたのは6試合のみ。対戦相手からの対策もあってか、個人としての成績も昨シーズンと比べると控えめなものとなった。それでも河村は下を向かず、「現実を受け止め、このシーズンがあったからこそ成長できたと思えるように、そして、ファンのみなさまに恩返しできるように、日々努力していきたいと思います」とさらなる飛躍に向けた意気込みも述べている。

 最後に「東海大学に戻り、課題を克服して、強くなった姿で戻ってきます」と3度目のBリーグ挑戦に向けたコメントを残した河村。来シーズン、さらなる成長を遂げた若きポイントガードがプロの舞台で輝きを放つ姿に期待したい。