日本ハムの1軍は2月1日から10日まで米アリゾナ州ピオリアで、12日から25日まで沖縄・名護市で春季キャンプを行う。■2月1日から米アリゾナ州、12日からは沖縄・名護で1軍キャンプ 日本ハムの1軍は2月1日から10日まで米アリゾナ州ピオリア…
日本ハムの1軍は2月1日から10日まで米アリゾナ州ピオリアで、12日から25日まで沖縄・名護市で春季キャンプを行う。
■2月1日から米アリゾナ州、12日からは沖縄・名護で1軍キャンプ
日本ハムの1軍は2月1日から10日まで米アリゾナ州ピオリアで、12日から25日まで沖縄・名護市で春季キャンプを行う。
1軍キャンプには侍ジャパン日本代表の大谷翔平投手、大野奨太捕手をはじめ、巨人からトレードで加入した大田泰示外野手、ドラフト2位の石井一成内野手(早大)ら主に若手選手が参加。沖縄・国頭村で行われる2軍キャンプには侍ジャパンの中田翔内野手、宮西尚生投手、増井浩俊投手や田中賢介内野手らベテラン組が参加する。注目ポイントを探った。
〇大谷狂想曲、再び?
大谷のキャンプ中の実戦登板は不透明なままだが、球団は昨年12月に大谷の今オフ以降のポスティングシステムによるメジャー移籍を容認。昨春キャンプではメジャー全30球団が視察したと言われている。今キャンプはメジャー球団のスカウトが大挙することはもちろん、球団社長、GMら大物幹部が視察する可能性も十分だ。滑りやすいといわれるWBC球への対応も注目される。
〇マグワイア氏の共演は?
1軍キャンプはパドレス施設を使用するため、昨年キャンプでは元日本ハムのグリーン監督、通算601セーブのホフマン(球団スペシャルアドバイザー)らパドレス首脳陣が参加。現在パドレスでベンチコーチを務め、メジャー通算583本塁打を誇るマグワイア氏から大谷らへの直接指導はあるのか。
■開幕投手、正中堅手、守護神を巡る熾烈な競争
〇開幕投手争い
2015、16年と2年連続で開幕投手を務めた大谷は、第4回WBCに参加。仮に同大会で3月21日に米ロサンゼルスで行われる決勝まで進出すれば、3月31日の西武との開幕戦(札幌ドーム)まで調整期間は短い。栗山監督は白紙を強調しているが、例年キャンプ中に開幕投手を発表。昨季チームトップ11勝の有原航平、10勝で新人王に輝いた高梨裕稔が有力候補となるが、その座を射止めるのは。
〇陽岱鋼の後釜は…
昨季まで正中堅手だった陽岱鋼が巨人へFA移籍。左翼は西川遥輝となりそうだが、中堅、右翼のレギュラー争いは熾烈。岡大海、近藤健介、浅間大基、谷口雄也、巨人からトレード移籍した大田泰示らがいるが、キャンプ中の実戦でアピールするのは、一体誰なのか。
〇守護神争いは?
昨季後半戦から先発に回った増井が守護神に再転向。中継ぎの谷元圭介、鍵谷陽平も抑え挑戦へ意欲を見せている。昨季リーグ断トツトップのチーム救援防御率2.67を記録したリリーフ陣。21セーブを挙げた現守護神マーティンを加えた争いは、外野手争いと同じように熾烈な競争となりそうだ。
■斎藤佑樹は復活のアピールなるか?
〇WBC組不在
WBC侍ジャパンに、日本ハムから大谷、中田、増井、宮西、大野が選出された。さらに中島卓也も選ばれることが有力視され、昨季本塁打王のレアードもメキシコ代表として参戦するという情報もある。レギュラーが不在の中、若手や控え選手にとって、キャンプ中の実戦は栗山監督へアピールする絶好機になりそうだ。
〇斎藤佑樹の復活は
斎藤のキャンプ1軍スタートが決定。キャンプ初日からのアピールへ意気込みを見せている。アリゾナキャンプ中の実戦は8日(日本時間9日)の韓国・KTウィズ戦、9日(同10日)に紅白戦があるが、栗山監督にしっかりアピールできるか。
〇杉谷拳士の二塁レギュラー奪取
杉谷が今季は田中賢介から二塁のレギュラーを奪うと宣言。ベテランの存在感を上回る成長と安定感を見せ、指揮官を納得させられるか。
球団初の日本一連覇がかかった2017年シーズン。アリゾナで沖縄で、どのようなアピール、競争が繰り広げられるか注目だ。