格闘技ファンを賑わせるコラボが再び実現した。

12日夜、総合格闘家でRIZIN現バンタム級王者の堀口恭司と、RISE世界フェザー級王者の那須川天心が互いのYouTubeチャンネルでコラボ動画を公開。

那須川のチャンネルで公開された動画では、今は、日本の格闘技界においてトップ選手の1人とも言える両者による対談が行われており、互いの印象や今後の格闘技界の課題、さらには共に出場し盛り上げた昨年末のRIZIN.26について語られた。

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本当に緊張していた


「僕めちゃめちゃ昔から好きなんですよ。堀口さんがUFCのタイトルマッチを行った時僕ちょうど高校生で、その時も見ていたんですが、まさかその選手と今同じ舞台で一緒に試合して、こうやって対談できて嬉しいです」と、堀口への思いを口にした那須川。

一方堀口は、

「自分がクレイジービー時代の時に、1回自分のフィジカルトレーナーの紹介で出会ってスパーリングをしたのが最初ですね。そこで初めて天心くんを知って、キックの強い選手だと思い、天心くんのことを見始めましたね。」と、那須川との出会いを明かした。

当時はまだ高校生だった那須川。周囲から堀口に対する様々な噂を耳にしていたという。

「立ち技のトップ選手たちも、みんな堀口さんにボコボコにされていたと聞いていました。なので、堀口さんに初めて会う時は、本当緊張していましたね。」と、堀口との初対面を振り返る一面もみられた。

堀口恭司に全てやられたなという感じ

昨年末のRIZIN.26に出場し、大いに試合を盛り上げた2人。自身の直後に試合が行われた堀口の試合について那須川は、こう振り返っている。

「僕は自分の試合が終わってすぐ、裏の控え室の画面でみていました。なんかもう全て計算されていたというか、僕の考えですが、それが格闘技の当たり前の考えだと思うんですよね。プランAがダメならB、BがダメならCというように、戦略を練っていくことが、今後の格闘技界の課題なのかなと思います。」

さらに、大晦日一斉を風靡した「カーフキック」について那須川は

「(カーフキックが)話題になったのは、ああいう誰もが見るタイトルマッチで決めたからでしょうね。全部持っていったっすもんね(笑)でも、あの最後のパンチ、効いたパンチじゃないですよね?多分もう(相手が)踏ん張れなくて、もし堀口さんが『立ってこいよ』って言っても、無理だと思います。いやあ、あの日は堀口恭司に全てやられたなという感じですね・・・。」と、怪我明けの復帰戦にしていきなり王者奪還を成し遂げた堀口に脱帽した様子だった。

一方、自身の直前に行われた那須川の試合を、待機しながらみていたという堀口は那須川の試合についてこう振り返る。

「圧倒的だなと。相手が防御に入っていたので、あれを倒すのは難しいだろうなと思いました。相手が来てくれれば倒せるけど、防御に入っている選手って、それしかやっていないんで倒せないんですよ。だからああなったら無理だなって思いましたね。」

対談ではこのほかにも、それぞれが思う互いの強さや、今の日本の格闘技界が抱えている課題、海外との違いについても語られている。

「勝てばいいですけど負ければ終わり」

一方の堀口のYouTubeチャンネルでは、「3番勝負」と題し、手押し相撲、腕相撲、叩いて被ってじゃんけんぽんの3つの対決による「真剣勝負」がリング上で繰り広げられた。

最初の対決は、手押し相撲。

対決を前に那須川は、「手押し相撲は一応最強称号持っているので・・・。色んなユーチューバーと戦って、ほぼほぼ勝ってきました。」と自信満々の様子。だが、いざ始まろうとすると「向き合うのはリング上ぶりですね」と、緊張する一面も見せた。

いよいよ対決がスタート。だが、開始早々に、思わず自ら足を動かしてしまった堀口。「すみませんもう1回いいですか?(笑)」と、仕切り直しとなった。

続いておこなわれた腕相撲対決では、

「腕相撲はちょっと・・・パワー系じゃないですか。格闘家って腕相撲強いと思われるんですけど、そんなことないんですよね。でも僕のチャンネルでも結構やっているんで、その威信にかけても負けられないですね。」と意気込む那須川。右利きの堀口と左利きの那須川ということもあり、どちらの腕で勝負するかとなったが、堀口は「左でいいですよ」と余裕の表情。結果、那須川が有利の左腕で勝負することとなった。

そして最終対決は、叩いて被ってじゃんけんぽん。

「僕これめちゃくちゃ苦手なんですよね。」と弱気の堀口。ジャンケンの勝ち負けに関わらず、瞬発力が試される「試合」となるが、「瞬発力はもうピコピコハンマーしか取りに行かないんで・・・(笑)勝てばいいですけど負ければ終わりですね。」と、攻撃的な姿勢を見せた。

3ポイント選手で行われたこの「試合」だが、格闘家らしい攻防が繰り広げられた。

果たしてこの「3番勝負」を制するのはどちらなのか?

どちらのチャンネルも、格闘技ファン必見の内容となっている。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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