現役メジャー捕手が“三刀流”として、この冬、奮闘している――。■投球動画も公開、昨季155キロ直球に87キロナックルで無失点デビュー 現役メジャー捕手が“三刀流”として、この冬、奮闘している――。 「必見、クリスチャン・ベタンコート捕手がパ…

現役メジャー捕手が“三刀流”として、この冬、奮闘している――。

■投球動画も公開、昨季155キロ直球に87キロナックルで無失点デビュー

 現役メジャー捕手が“三刀流”として、この冬、奮闘している――。

 「必見、クリスチャン・ベタンコート捕手がパナマのウィンター・リーグで投球」と特集したのは、MLB公式動画サイト「Cut4」だ。

 パドレスに所属するベタンコートといえば、昨年5月のマリナーズ戦で4-16の8回から4番手として登板し、155キロの直球に87キロのナックルも披露。2/3回を無安打3四死球無失点に抑える衝撃の“投手デビュー”を飾った。

「昨シーズン、我々はクリスチャン・ベタンコート捕手の投手としての能力を体感した」

 こう書き出した記事では「この右腕は2試合に登板し、1回2/3を無失点に抑えている。彼は(まだ)投手ではなかったので、制球に苦しみ、四球を3つ与えた」と紹介している。

 また、捕手でありながら、150キロ前後の速球や130キロ前後のチェンジアップを持っているといい、昨シーズンの試合で151キロの剛速球と79キロのナックルを投げた試合動画も掲載している。

■投手兼野手へ本格挑戦、パナマWLでは“三刀流”で出場

 そして、この冬は「ブルックス・キーシュニックのような投手兼野手になるため、パナマへ渡った」と外野手から投手に挑戦して活躍した元ブルワーズの右腕を引き合いに伝え、投手に本格挑戦しているようだ。

 記事内では「クリスチャン・ベタンコートの試みはパナマで進行中である」というAJキャッサベル記者のツイッターによる現地リポートも紹介。「17球を投げ、1イニング無失点。球速は93~96マイル(約150~155キロ)を記録した。また、DHや外野手としても出場している」と伝え、捕手に加えて投手、外野手も含めた“三刀流”としてグラウンドに立っているという。

「もし、ベタンコートが両方をこなすことが出来たらどれほどクールだろうか」

 同記者はこう期待を込め、締めくくった。

 日本で有名な日本ハム・大谷投手は外野手としての出場経験を持つが、それを上回る3つのポジションで奮闘する25歳。昨季、打撃では6本塁打を放ったが、出場は73試合にとどまった。超ユーティリティーぶりを発揮して出場機会を増やし、今年はさらに多くスタジアムを沸かせることはできるだろうか。