歴代PFP最強は自身を選出、2位はウィテカー、3位は“石の拳”  ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏が自身が考える歴代のパウンド・フォー・パウンド(PFP)5傑を選出している。50戦無敗の…

歴代PFP最強は自身を選出、2位はウィテカー、3位は“石の拳”

 ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏が自身が考える歴代のパウンド・フォー・パウンド(PFP)5傑を選出している。50戦無敗の自身を1位に据える一方で、2位以下には興味深い名前が並んでいる。英紙「ザ・サン」が報じている。

 メイウェザーは米国人ラッパー、ファット・ジョーのインスタライブで歴代PFPを発表したという。自身を史上最高のボクサーだと自負する一方で、ヘビー級のレジェンドであるマイク・タイソン、モハメド・アリ(ともに米国)を除外している。

 自身に次ぐ存在として、五輪で金メダルを獲得しライト級~スーパーウエルター級の4階級を制したパーネル・ウィテカー(米国)を2番手に、元世界4階級制覇王者で、“石の拳”と評されたロベルト・デュラン(パナマ)を3番手に、そして4番手には5傑の中で唯一のヘビー級ボクサーとしてラリー・ホームズ(米国)を選んでいるのだ。

 ホームズはアリの引退後、1970年代後半~1980年代前半にかけて台頭した元WBC・IBF世界ヘビー級王者。1980年に現役復帰してきたアリを破っているが、88年には自身の1度目の引退を撤回してタイソンが持つ王座に臨むも敗れている。

 なぜ、メイウェザーはホームズを選んだのか。「ヘビー級に関して言えば、ラリー・ホームズは必須だ」と話している。

 ファット・ジョーはホームズがタイソンやアリより上だとは思わないと主張すると、メイウェザーはこう説明したという。

タイソン、アリよりもホームズを評価「彼の時代には全員を倒していた」

「ラリー・ホームズは彼の時代には全員を倒していた。ラリー・ホームズはマイク・タイソンに敗れたが、それはタイソンが若く、ハングリーな王者だったときの話だ。そしてホームズはタイソンに負けてからすぐに引退している」

 タイソンに敗れた際はすでに全盛期を過ぎていたと指摘。さらに続けて「ラリー・ホームズと言わざるを得ない。彼は基本的なことがしっかりしていた。ジャブも良かった。彼はキャリアの最初から最後まで良かったんだ」と絶賛している。

 ホームズを4番手とし、最後は元世界2団体スーパーライト級王者アーロン・プライヤー(米国)を選出。「最後はアーロン・プライヤーだ。彼は唯一薬に負けてしまった。彼は1試合だけ負けてしまったが、ドラッグに負けたようなものだ」と話しているという。

【メイウェザーが選ぶPFPトップ5】

1.フロイド・メイウェザー(米国)
2.パーネル・ウィテカー(米国)
3.ロベルト・デュラン(パナマ)
4.ラリー・ホームズ(米国)
5.アーロン・プライヤー(米国)(THE ANSWER編集部)