最も注目を集めるであろう市和歌山の右腕・小園健太  第93回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が29日、大阪市内で行われ、出場32校が決まった。昨秋の明治神宮大会が中止になったことに伴い、今年は4校となった21世紀枠からは東北…

最も注目を集めるであろう市和歌山の右腕・小園健太

 第93回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が29日、大阪市内で行われ、出場32校が決まった。昨秋の明治神宮大会が中止になったことに伴い、今年は4校となった21世紀枠からは東北の八戸西(青森)、東海の三島南(静岡)、近畿の東播磨(兵庫)、九州の具志川商(沖縄)が選ばれた。

 3月19日に開幕する予定の今年の選抜高校野球。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大会が中止に。現在も感染が収束していない状況ではあるものの、なんとか大会開催を願いたいものだ。その出場32校でも、大会で注目を集めそうなプロ注目の逸材をピックアップしてみよう。

 今年は高校生に特に好素材が多いと言われる。そんな選手たちの多くが選抜で甲子園のグラウンドに立つ。特に評価が高いのは、市和歌山の小園健太投手だ。最速152キロを誇る剛腕で変化球も多彩。プロ注目の選手の中でも、その素材はピカイチとされる。また、小園のボールを受ける松川虎生捕手も強肩強打の捕手として注目だ。

 大阪桐蔭には左腕の松浦慶斗投手、右腕の関戸康介投手の2枚看板がおり、さらには池田陵真外野手もプロ注目の素材。松浦は左投手ながら最速150キロを誇り、関戸は154キロの本格派。池田は中学時代に侍ジャパンU-15で主将を務めた経験を持つ。

 北海の木村大成投手は最速145キロの左腕で、仙台育英の伊藤樹投手は最速147キロの右腕。東海大相模には左腕の石田隼都投手、小柄ながら堅守を誇る大塚瑠晏内野手が注目。中京大中京の畔柳亨丞投手は最速151キロを誇り、健大高崎の小澤周平内野手、常総学院の三輪拓未内野手、県岐阜商の高木翔斗捕手らも好素材として知られる。

 智弁学園の前川右京外野手は長距離砲で近畿大会では大阪桐蔭の関戸から本塁打も。天理の達孝太投手は身長193センチの長身から140キロ台中盤の真っ直ぐを投げ込む。明徳義塾の代木大和投手は最速こそ139キロながら、楽しみな左腕だ。

【選抜に出場する要注目選手】
木村大成投手(北海)
伊藤樹投手(仙台育英)
大塚瑠晏内野手(東海大相模)
石田隼都投手(東海大相模)
小澤周平内野手(健大高崎)
三輪拓未内野手(常総学院)
畔柳亨丞投手(中京大中京)
高木翔斗捕手(県岐阜商)
小園健太投手(市和歌山)
松川虎生捕手(市和歌山)
松浦慶斗投手(大阪桐蔭)
関戸康介投手(大阪桐蔭)
池田陵真外野手(大阪桐蔭)
前川右京外野手(智弁学園)
達孝太投手(天理)
代木大和投手(明徳義塾)(Full-Count編集部)