2020年1月に始まった国別団体戦「ATPカップ」。2回目となる今年は、新型コロナウイルスの影響を受けて出場チーム数や開…

2020年1月に始まった国別団体戦「ATPカップ」。2回目となる今年は、新型コロナウイルスの影響を受けて出場チーム数や開催都市が変化している。日本が2年続けて参加する同大会の組分けと出場選手、注目ポイントをご紹介しよう。【ハイライト動画】錦織ら日本代表は2月3・4日の午後よりロシア・アルゼンチンと対戦へ

昨年は24ヶ国出場で10日間開催だったが、今回の出場国は半分の12ヶ国で2月2日から6日までの5日間開催。もともと開幕は2月1日予定だったが、選手たちが乗っていたオーストラリア行きチャーター機の一部に感染者が出たことを考慮し、1日遅れることとなった。また、開催都市も前回はブリスベン、パース、シドニーの3都市だったが、今回はメルボルン1都市のみ。舞台となるメルボルン・パークでは同大会期間中、他に2つのATP250大会が行われる。

大会では、3ヶ国ずつ4グループに分かれてグループステージを戦い、各組1位の4チームが準決勝で対戦する。それぞれの対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の計3試合で行われ、2勝した方が勝利となる。先に行われるシングルス2試合で勝敗がついたとしてもダブルスは開催されるが、決勝ではシングルス終了時点で優勝国が決まれば、ダブルスは行われない。

シングルスは普通の3セットマッチだが、ダブルスはノーアド(デュースになったら次の1ポイントを取った方がゲームを取る)で、セットカウント1-1になるとタイブレークに突入する。

出場国数は絞られたが、今年もトップ選手たちがずらりと顔を揃えた。現在のシングルス世界ランキングのトップ15のうち、ロジャー・フェデラー(スイス)らを除く13人が出場する。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)やラファエル・ナダル(スペイン)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)にとっては、同大会がシーズン最初の公式戦となる。

前回は各組1位のほか、2位であっても成績上位ならグループステージを突破できたが、1位しか勝ち上がれない今大会はさらに熾烈な争いになることは必至だ。

そんなグループステージの注目の対戦は、大会1日目では、セルビア対カナダ(シングルスでジョコビッチとデニス・シャポバロフが対戦)、オーストリア対イタリア(ティームとマッテオ・ベレッティーニが対戦)、メドベージェフとディエゴ・シュワルツマンが顔を合わせるロシア対アルゼンチン。3日目には、セルビア対ドイツでジョコビッチとアレクサンダー・ズベレフが激突する(対戦成績はジョコビッチの4勝2敗)。

日本は2日目の2月3日にロシアと初戦を迎え、錦織圭(日本/日清食品)がメドベージェフと(対戦成績は2勝2敗)、西岡良仁(日本/ミキハウス)がアンドレイ・ルブレフと(対戦成績は西岡の1勝0敗)対戦。3日目のアルゼンチン戦で錦織の相手となるのは、これまでに3勝1敗と相性のいいシュワルツマンだ。

22万人以上の観客が駆けつけた前回大会は、セルビア対スペインという決勝となり、セルビアが第1回王者に輝いた。今年栄冠を掴むのはどの国だろうか。

「ATPカップ」組分けと現在参加が決まっている選手は以下の通り。

<グループA>

セルビア(ノバク・ジョコビッチ、ドゥサン・ラヨビッチ、フィリップ・クライノビッチ、ニコラ・チャチッチ)

ドイツ(アレクサンダー・ズベレフ、ヤン レナード・ストルフ、ケビン・クラウィーツ、アンドレアス・ミース)

カナダ(デニス・シャポバロフ、ミロシュ・ラオニッチ、ピーター・ポランスキー、スティーブン・ディエス)

<グループB>

スペイン(ラファエル・ナダル、ロベルト・バウティスタ アグート、マルセル・グラノイェルス、パブロ・カレーニョ ブスタ)

ギリシャ(ステファノス・チチパス、Michail Pervolarakis、Markos Kalovelonis、Petros Tsitsipas)

オーストラリア(アレックス・デミノー、ジョン・ミルマン、ジョン・ピアース、

ルーク・サビル)

<グループC>

オーストリア(ドミニク・ティーム、デニス・ノバク、フィリップ・オズバルド、トリスタンサミュエル・ワイスボルン)

イタリア(マッテオ・ベレッティーニ、ファビオ・フォニーニ、シモーネ・ボレッリ、アンドレア・ババッソーリ)

フランス(ガエル・モンフィス、ブノワ・ペール、ニコラ・マウ、エドゥアール・ロジェ バセラン)

<グループD>

ロシア(ダニール・メドベージェフ、アンドレイ・ルブレフ、Aslan Karatsev、エフゲニー・ドンスコイ)

アルゼンチン(ディエゴ・シュワルツマン、ギド・ペラ、ホレイショ・ゼバロス、マッシモ・ゴンサレス)

日本(錦織圭、西岡良仁、マクラクラン勉、松井俊英)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」初代優勝国に輝いたセルビアチーム

(Photo by Andy Cheung/Getty Images)