デビュー前の伝説エピソードに英メディア脚光 ボクシングの元ヘビー級3団体王者マイク・タイソン(米国)は少年時代はいじめられっ子で、そこから非行に走ったというエピソードはよく知られている。本人は13歳までに38回逮捕され、150回もストリート…

デビュー前の伝説エピソードに英メディア脚光

 ボクシングの元ヘビー級3団体王者マイク・タイソン(米国)は少年時代はいじめられっ子で、そこから非行に走ったというエピソードはよく知られている。本人は13歳までに38回逮捕され、150回もストリートファイトを行った経験があると回想している。自身のポッドキャストでの発言を、英メディアが伝えている。

 昨年11月、54歳にしてリング復帰を果たし大きな話題を呼んだタイソン。現役時代はヘビー級最強の男とも称された男の、プロデビュー前のエピソードは広く知られているが、英ラジオ局「トークスポーツ」では改めて当時を回想している。

「マイク・タイソンは1980年代前半にブルックリンで『150回のストリートファイト』を闘い、13歳までに38回逮捕された」と見出し付けされた記事によると、タイソンが若い頃にニューヨーク・ブルックリンのストリートで暴れまわっていたとし、「彼は13歳になるまでに38度逮捕されるなど、数えきれないほどの数の些細な犯罪で問題を起こし、最終的には少年院に行きついた」と記している。

 そして昨年タイソンが自身のポッドキャスト『ホットボクシング・ポッドキャスト』で語った発言も紹介している。

アマキャリアの少なさをストリートファイトでカバー

「俺は人々が数えない(ストリートでの)戦いについて言っている」と前置き。他のボクサーは「300、400回アマチュアで戦っている」と話したうえで、「俺は60回(アマチュアで)戦った。150回くらいストリートファイトをしたから、ボクシングで悪くなかったんだろう」と語っているという。

 アマでのキャリアは多くはないが、ストリートファイトを積んだ経験がプロでも生きていると感じているようだ。

 さらに「ブルックリンではみんなそうだ。ファイト、ファイト、ファイトなんだ」とストリートファイトが当たり前だったという環境にも触れている。

 ブルックリンの路上からのし上がった“タイソン伝説”が改めて注目を浴びている。(THE ANSWER編集部)