ニュージーランド・オークランドで開催された「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/1月2~7日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、フロリダ州ボカラトン出身の23歳、ローレン・デービス(アメリカ)が第8シー…

 ニュージーランド・オークランドで開催された「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/1月2~7日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、フロリダ州ボカラトン出身の23歳、ローレン・デービス(アメリカ)が第8シードの19歳、アナ・コニュ(クロアチア)を6-3 6-1で破り、プロ6年目で初めてのツアー優勝を飾った。試合時間は71分。

 デービスは1回戦で第5シードのキキ・バーテンズ(オランダ)、準々決勝で第4シードのバーボラ・ストリコバ(チェコ)、準決勝で第7シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、そして決勝で第8シードのコニュを破り、優勝するまでに4人のシード選手を倒す快進撃だった。

 一方のコニュも、2回戦で2010年大会優勝のヤニナ・ウィックマイヤー(ベルギー)と、昨年のファイナリストのユリア・ゲルゲス(ドイツ)を破っての決勝進出だった。

 「最初のタイトルというのは、確かに経験したことのない感覚をもたらすものなのね」とデービス。「現実のことではないみたい。私は長い間このときを待っていたの。昨年は2度の決勝を経験して、3度目でやっと優勝でき、今このときを特別に感じている」。

 今大会は序盤からシード選手が消えていく大会となった。

 第1シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は同胞のマディソン・ブレングル(アメリカ)に2回戦で敗れ、第2シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は1回戦に勝利したあと、2回戦の対大坂なおみ(日清食品)戦を腕のケガを理由に棄権。そして第3シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は準々決勝でゲルゲスに敗れた。結果的に、決勝は世界ランク47位のコニュと61位のデービスの間で争われた。(C)AP(テニスマガジン)