アトレティコ・マドリーに所属するベルギー代表MFヤニック・カラスコが、マドリードの大寒波の中、練習場に向かうために隣人の年代物の4WD車(四輪駆動)をレンタルした。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 現在、スペインでは記録的…

アトレティコ・マドリーに所属するベルギー代表MFヤニック・カラスコが、マドリードの大寒波の中、練習場に向かうために隣人の年代物の4WD車(四輪駆動)をレンタルした。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。

現在、スペインでは記録的な大寒波に見舞われており、とりわけ首都のマドリードでは積雪量が50cmを超えるなど、1971年以来の記録的な大雪に見舞われている。そのため、マドリード近郊の交通網は完全に麻痺しており、同地域に本拠地を置くフットボールクラブも大きな影響を受けている。

そういった中、アトレティコでは自力で練習場まで通えない選手たちの送迎のため、クラブスタッフが運転する4WD車を派遣している。

ただ、クラブのサポートを受けず、自力で練習場への通勤を果たしたのが、カラスコだった。

普段どの車種を所有しているかは不明も、大雪の中での運転に不向きな車しか所有していないカラスコは、何とか練習場に通うために4WD車を所有していた隣人に車を借りることを依頼。そして、同選手が借りた車が1980年製の『フィアット・パンダ』というかなりの年代物だった。

そして、カラスコは雪上でもスムーズに走行可能なその年代物を運転し、途中にはMFトマ・レマル、DFシメ・ヴルサリコら同僚をピックアップし、無事に練習場までたどり着いたとのことだ。

めったに大雪が降ることがないマドリードでは高級スポーツカーを所有する選手が多いが、今回の出来事を受けて、雪上でも問題なく走行可能なパワフルな4WD車が人気を集めることになるか。