オーストラリア・ブリスベンで開催されている「ブリスベン国際」(WTAプレミア/1月1~7日/賞金総額100万ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、全仏チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が、アリゼ・コルネ(フランス)に…
オーストラリア・ブリスベンで開催されている「ブリスベン国際」(WTAプレミア/1月1~7日/賞金総額100万ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、全仏チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が、アリゼ・コルネ(フランス)に対して第1セットを1-4としたとき、右腿の故障を理由に途中棄権した。これによりコルネが決勝に進み、全米準優勝者のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦することになった。
第3シードのプリスコバは、世界1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を倒して勝ち上がった第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を、6-2 6-4で破って決勝に進んだ。
「彼女がプレーをやめると決めたとき、少し驚いたわ。でも少しの好運は悪いものではないわよね」とコルネ。彼女は2016年を世界ランク46位で終えていたが、今は16日に始まる全豪オープンでシードがつくことが予想されている。
「ありがたく受け入れるわ。決勝にたどり着けたという事実を楽しんでいる。私にとって今日はビッグな日だわ」
第4シードのムグルッサは、過去にもブリスベンで故障を被っており、昨年も1セットプレーしたあとに棄権、2015年には大会自体を棄権していた。
しかしムグルッサは、この躓きを全豪オープンまで引きずることはないと考えている。
「これに足止めをくらうことはないわ。ただ今日はコート上で、ひどい疲労を感じた」とムグルッサ。「コルネはいいプレーをしていた。今日の私は、彼女のレベルと張り合う“質”の高いプレーができなかった。少し痛みを感じていたので、ここで無理をするより、体のケアをするほうがより賢明だと思ったの」。(C)AP