ニュージーランド・オークランドで開催されている「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/ニュージーランド・オークランド/1月2~7日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で敗れたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)…

 ニュージーランド・オークランドで開催されている「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/ニュージーランド・オークランド/1月2~7日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で敗れたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は終始方向を変える風に対してフラストレーションを露わにし、静かには去らなかった。  マディソン・ブレングル(アメリカ)に4-6 7-6(3) 4-6で敗れたあと、世界2位のセレナは「少なくとも、これでこのコンディションから抜け出せるわね」と言った。  「これまでプレーした中でもっとも嫌なコンディションだったと言えるわ。もちろん、対戦相手もまったく同じコンディションでプレーしたわけで、彼女は私よりもうまく状況に適応できていた。私は本当にこのコンディションが大嫌い」  さまざまな故障のため、全米のあとに4ヵ月の休養期間をとったセレナにとって、これは復帰後、2試合目だった。  セレナは16日から始まる全豪オープンのため、メルボルンへ移動。彼女は今、2017年のスタートについて楽天的であろうと努めている。  「メルボルンのコンディションはこんなふうじゃないと思うから、そのことで慰めを得られるわ」とセレナ。「正直言って、あの試合は自分のテニスの状態を分析するのに適切ではない」。  セレナはサービスのトスに苦しみ、マッチポイントでのダブルフォールトを含めて88本ものアンフォーストエラーをおかした。

 「ああも多くのミスをおかして、それで勝ちを期待することはできない。私は一度もリズムをつかむことができず、リターンもひどかった。人生を通して、こんなふうな(ひどい)リターンをしたことはなかったわ。だから、特にオフシーズンにハードワークを積んだことを鑑みると、本当にフラストレーションを感じる」  一方で、大会は準々決勝が行われ、第7シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)がブレングルを7-5 6-3で、ローレン・デービス(アメリカ)が第4シードのバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-1 7-6(4)で、ユリア・ゲルゲス(ドイツ)が第3シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を1-6 6-3 6-4で破って準決勝に進んだ。また、第8シードのアナ・コニュ(クロアチア)は対戦相手の大坂なおみ(日清食品)がコニュが第1セットを3-0とした時点で途中棄権をし、ベスト4入り。これにより準決勝の顔合わせは、オスタペンコ対ストリコバ、ゲルゲス対コニュとなった。(C)AP(テニスマガジン)