昨季最大11.5ゲーム差を大逆転して4年ぶりのリーグ制覇&10年ぶりの日本一を飾った日本ハム。今季は球団史上初の日本一連覇がかかるシーズンとなる。17年はどのようなシーズンとなるのか。注目ニュースとしてピックアップした。■昨季10年ぶり日本…
昨季最大11.5ゲーム差を大逆転して4年ぶりのリーグ制覇&10年ぶりの日本一を飾った日本ハム。今季は球団史上初の日本一連覇がかかるシーズンとなる。17年はどのようなシーズンとなるのか。注目ニュースとしてピックアップした。
■昨季10年ぶり日本一に輝いた日本ハム、2017年の注目ニュースは?
昨季最大11.5ゲーム差を大逆転して4年ぶりのリーグ制覇&10年ぶりの日本一を飾った日本ハム。今季は球団史上初の日本一連覇がかかるシーズンとなる。17年はどのようなシーズンとなるのか。注目ニュースとしてピックアップした。
○大谷翔平のメジャー挑戦は?
昨年12月の契約更改の席上で、球団から今オフ以降のメジャー挑戦を容認された。これまで明確に態度を表明せず今季の日本一連覇へ力を注ぐ構えを見せている二刀流だが、花巻東時代から持つメジャーリーグへの憧れは変わらない。3月の第4回WBCを経験し、どのような決断を下すのか注目だ。
○大谷翔平、日本最速165キロ更新&世界最速到達なるか
昨年10月のソフトバンクとのCSファイナル第5戦(札幌ドーム)で自身の持つ日本最速を1キロ更新する165キロをマーク。1年で自己最速を3キロ伸ばした。16年オフはレンジャーズ・ダルビッシュと2年連続で肉体改造。ヤンキース・チャップマンの持つ世界最速169キロへ、どこまで近づくことができるか。
○大谷翔平、シーズン20勝&20本塁打なるか
15年は15勝&5本塁打。16年は10勝&22本塁打を記録した。昨季は7月に右手マメをつぶした影響で約2か月間先発登板の機会はなかったが、日本最速165キロの剛腕が年間を通して先発ローテを守れば、20勝&20本塁打は決して不可能な数字ではない。前人未到の記録へ、どこまで近づけるか。
■中田のFA移籍、斎藤佑の躍進は?
○中田翔、3冠王なるか
昨季は自己最多となる110打点をマークして2年ぶり2度目の打点王を獲得。本塁打は昨季リーグ5位の25本塁打。12年から5年連続で20発超えし、日本人屈指の長打力を誇っている。最大の障壁となるのは首位打者。昨季は打率.250でキャリアハイは13年の打率.305。不動の4番として、栗山英樹監督の「3冠王を取れる能力を持っている」との期待に応えたいところだ。
○中田翔のFA移籍は?
今季中に国内FA権を取得する見込み。昨季まで通算161本塁打を放ち、来年4月で28歳と年齢的にも若い。球界を代表するホームランバッターがFA権を行使すれば、複数球団による争奪戦も予想される。今季年俸はチームトップの推定2億8000万円。4番がどのような決断を下すのか。
○斎藤佑樹、完全復活なるか
昨季は11試合に登板したものの、0勝1敗、防御率4.56で3年ぶりに勝ち星なし。今季から背番号18から背番号1に変更となる。先発、中継ぎとポジションにこだわらず、不退転の覚悟で1軍定着、自身初の2桁勝利を目指す。
■注目される陽岱鋼の後釜は、定位置奪取目指す杉谷
○陽岱鋼の後釜は?
05年高校生ドラフト1巡目で、4度のゴールデングラブ賞に輝いた中堅手がFA権を行使して巨人へ移籍。岡大海、谷口雄也、浅間大基、巨人からトレード移籍した大田泰示らの激しい競争となりそうだ。
○栗山英樹監督、新たなマジックは
昨季は大谷のリアル二刀流、大谷の投手1番打者起用、守護神・増井の先発転向など斬新な采配でチームを牽引。10年ぶりの日本一に導いた。オフには大谷に守備に就かせる考えを示唆。不振の続く斎藤佑樹をどのように再生するかも注目だ。
○杉谷拳士、二塁定位置奪取なるか
杉谷は昨季、シーズン序盤の右手首の骨折もあって62試合出場にとどまった。今季目標は今年5月に36歳となるベテラン・田中賢介から二塁のレギュラーを奪うこと。これまでシーズン100試合以上に出場したことはないが、ムードメーカーの意地と気迫に期待したい。