「スポーツ界の名珍場面総集編」―9月、ライトヘビー級の一方的展開が話題に 2020年も残りわずか。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」…

「スポーツ界の名珍場面総集編」―9月、ライトヘビー級の一方的展開が話題に

 2020年も残りわずか。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」と題し、今年を振り返る。今回は9月、米国最大の総合格闘技「UFC」で生まれた無慈悲なKO劇だ。肘で相手の頭部を強打し、そこから10連打を浴びせた実際の映像を「UFC」が公開すると、「こりゃやりすぎだよ」「地獄のエルボーだ」などと米ファンに衝撃が広がった。

 強烈なエルボーが頭部をとらえた。現地時間9月1日に行われたライトヘビー級のコンテンダーシリーズ、ウィリアム・ナイト対コーディ・ブランデイジ(ともに米国)の試合だ。1回、ナイトは金網際に追い込まれるも、上から覆いかぶさるように強烈な右エルボーを4発、相手の側頭部に振り下ろした。

 強打にたまらず倒れこむブランデイジに対し、ナイトは追撃でパンチを連打。1発、2発……相手を一方的に攻め立て、10発目を浴びせたところでレフェリーが試合を止めた。ナイトの初回2分23秒TKO勝ち。「UFC」は公式インスタグラムの文面に「ナイトが凄いパワーを見せて終わらせた」とつづり、実際の動画を投稿した。

 動画を見た米ファンからは「なんて地獄のエルボーだ」「もう少し早く止めるべき」「戦車だ」「死のエルボー」「こりゃやりすぎだよ」「ヤバいエルボー!」「ゴージャス」「ビーストだ」などと様々な声が寄せられていた。この勝利でUFCへの参戦を勝ち取ったナイト。9月26日に行われた「UFC 253」の同級マッチでは、アレクサ・カムール(米国)に判定勝ちを収めている。(THE ANSWER編集部)