オーストラリア・ブリスベンで開催されている「ブリスベン国際」(WTAプレミア/1月1~7日/賞金総額100万ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、全仏チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がサマンサ・ストーサー(オースト…
オーストラリア・ブリスベンで開催されている「ブリスベン国際」(WTAプレミア/1月1~7日/賞金総額100万ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、全仏チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を7-5 6-7(2) 7-5の接戦の末に下し、ストーサーの連敗記録を更新させることになった。
湿度の高かったこの日の午後、第4シードのムグルッサは第1セットで3つのセットポイントをしのぎ、第3セットではワンブレーク分のリードを奪われながら挽回して、2時間45分の戦いに終止符を打った。シーズン初頭の大会に出場した過去2回のケースで、ムグルッサは故障に苦しみ、試合を終えることができていなかった。
「激しい戦いだったわ」と試合後のムグルッサ。「ストーサーはとてもよい試合をした。彼女は猛獣のようにサービスを打ち込んできたわ。最後に何が起こるかを見るのに、ほぼ3時間がかかってしまった」。
ムグルッサは昨年の全仏オープン準決勝でストーサーを倒し、決勝で当時世界1位のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)も倒して初のグランドスラム・タイトルを獲得していた。
ストーサーにとっては、この敗北はスランプを延長するものとなった。32歳のストーサーは9月の全米オープン1回戦以来、公式戦のシングルスに一度も勝てておらず、故郷クイーンズランド州のこの大会では、2回戦を突破することができていない。
一方、第5シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)、第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第8シードのロベルタ・ビンチ(イタリア)らのシード勢も勝ち上がった。
2016年にセレナとアンジェリック・ケルバー(ドイツ)の双方を倒した唯一の選手であるスビトリーナは、初戦でリオ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(プエルトリコ)を6-3 6-3で退けた。
クズネツォワはルイーザ・チリコ(アメリカ)を6-2 6-4で倒し、ビンチは予選勝者のカテリーナ・ボンダレンコ(ウクライナ)を破るのに、7-6(4) 6-7(4) 7-6(5)の激闘を強いられた。
予選勝者のアジア・モハメッド(アメリカ)はドナ・ベキッチ(クロアチア)を7-6(5) 6-1で下して2回戦に進み、ジャン・シューアイ(中国)はラウラ・シグムンド(ドイツ)を4-6 7-6(3) 6-3で破った。(C)AP