日本財団による「HEROs AWARD 2020」が12月21 日に開催され、コロナ禍の今年、医療機関や日本高野連への寄付などの社会貢献活動を行った日本プロ野球選手会が「チーム・リーグ賞」として表彰された。

代表して登壇しスピーチをおこなった一般社団法人日本プロ野球選手会・炭谷選手

  スポーツの力、アスリートの力を活用して社会貢献活動を促進し、様々な社会問題を解決する動きを加速させ、ソーシャルイノベーションの輪を広げていくことを目的に2017年に創設された「HEROs Sportsmanship for the future」プロジェクト。社会のため、地域のため、子供たちの未来のため、球場や競技場の外でもスポーツマンシップを発揮している多くのアスリートや団体を表彰。今年は、「NPO賞」の一般社団法人センターポールの『学校・企業向け障がい理解講習及びパラアスリート競技支援』、「女性賞」のプロゴルファー・有村智恵の『智恵サンタ他』、そして「HEROs OF THE YEAR」にプロサッカー選手・本田圭佑の『AFRICA DREAM SOCCER TOUR supported by SHOWA GLOVE』が選ばれるとともに、『新型コロナウイルス感染拡大防止基金への寄付』並びに『ドナルド・マクドナルド・ハウス支援』の活動を行った日本プロ野球選手会が受賞した。

  代表して登壇し、トロフィーを受け取った日本プロ野球選手会の炭谷銀仁朗会長は、クラウドファンディングサービスを利用した「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」(通称コロナ基金)で、クラウドファンディング国内史上最高額となる8億円を超える寄付金が集まった今回の活動を振り返り、その経緯について「コロナの感染が拡大してから、何かいち早く行動しようと思い、12 球団の会長に声をかけました。全選手がすぐに賛同してくれた。早くやりましょうという返事が返ってきた」と振り返るとともに、今回の受賞について「素直にうれしく思います。選手みんなでやってきたことが評価されて、大変光栄に思います」と喜びを語った。
本プロジェクトの審査員長を務めた間野義之氏(早稲田大学スポーツ科学学術院教授 博士(スポーツ科学))は、「スポーツ界の中に確実に、顔や名前を出してもいい、出した方がより効果が大きいというムーブメントが広がってきている」とした上で、「新型コロナウイルス感染症が蔓延して、スポーツは不要不急じゃないということで我々スポーツ関係者は衝撃を受け、あっという間に止められてしまうものだと痛感しました。しかし、10カ月経って、やはりスポーツはなくてはならないものだと日本の多くの人々、世界の多くの人々が感じている。是非、アスリートのみなさんとともに希望を伝え、今年を振り返りながら来年をより良い年にしたい」と挨拶。炭谷会長も「今後も多くの選手で活動に取り組めればと思います」と語るとともに、2021年シーズンへ向けて「来年もいろいろな方々の力を借りて、来年こそ143試合できればと思います」と強く誓っていた。