「スポーツ界の名珍場面総集編」―1月、ムンギアの11回KO勝ちに脚光 2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」…

「スポーツ界の名珍場面総集編」―1月、ムンギアの11回KO勝ちに脚光

 2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」と題し、今年を振り返る。今回はボクシングの前WBO世界スーパーウェルター級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)だ。1月にミドル級12回戦でゲーリー・オサリバン(アイルランド)に11回KO勝ち。15連打猛ラッシュのKO動画を公開した米メディアは「容赦ない攻撃」と称賛していた。

 当時23歳のムンギアが苦しみながらも倒し切った。オサリバンのタフネスぶりに手を焼いていたが、11回に強打が火を噴いた。リング中央からロープに詰めると、ここから左右の連打。15連発を叩き込み、相手をマットに沈めた。敵陣営もタオルを投入。カネロこと世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(メキシコ)の後継者とされるムンギアが実力を示した。

 豪快なKOシーンの動画を米スポーツチャンネル「DAZNボクシング」公式ツイッターが「ハイメ・ムンギアによる容赦ない攻撃で試合は第11ラウンドで終了した」とつづって公開。米ファンからは「なんて試合だ」「160ポンド(ミドル級)でもムンギアはやれそうな気がするけど」「見ていていつも興奮する。彼は強いアイリッシュマンを倒したんだ」と反響が集まっていた。

 将来の中重量級スターとして期待されるメキシカン。終盤に粘ったKO勝ちでデビューから35勝(28KO)とした。10月に24歳となり、36勝目を挙げた。2021年も期待が高まりそうだ。(THE ANSWER編集部)