米ボクシングデータ会社が発表 米ボクシングデータ会社「コンピュボックス」が全ボクサーの1ラウンド当たりの平均ジャブ着弾数5傑を公開し、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は“世界2位”となった。パンチ数などのデータを提…

米ボクシングデータ会社が発表

 米ボクシングデータ会社「コンピュボックス」が全ボクサーの1ラウンド当たりの平均ジャブ着弾数5傑を公開し、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は“世界2位”となった。パンチ数などのデータを提供する同社は公式ツイッターで「全ファイター 1ラウンド当たりの平均ジャブ着弾数」と投稿。“ジャブ王5傑”を発表した。

 1位はIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)。1ラウンド当たりのジャブ着弾数は9.8で、ジャブの正確さは“世界一”に。18日(日本時間19日)には、指名挑戦者カミル・シェルメタ(ポーランド)を7回終了TKOで破り、初防衛に成功した。

 2位は「Naoya Inoue」だ。着弾数は9.1。権威ある米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付け「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で2位に入るモンスターは、得意の左ボディーや数々の強敵を沈めた右ストレートなど強烈な一撃も有名だ。しかし、ジャブでも評価されたようだ。

 3位はWBA世界ライトヘビー級スーパー王者ディミトリー・ビボル(ロシア)で7.9。4位は前WBAスーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(英国)で7.8。5位は元世界4団体クルーザー級統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)の7.6で続いている。PFPで1位に君臨するカネロこと世界4階級制覇王者サウル・アルバレスの名前はなかった。

 試合の主導権を握ったり、角度によってはブロックになったりもするジャブ。今回はどれくらいの範囲までの選手が調査対象になったか不明だが、井上のジャブは高精度であることが明らかになったようだ。(THE ANSWER編集部)