コロナ感染から成績が出なかった
ディミトロフの救世主となるか!?

世界ランキング19位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が錦織圭の元コーチ、ダンテ・ボッティーニ氏を新たにチームに迎え入れることを海外メディア『Unitennis』が報じている。

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ダンテ氏は、2010年から2019年までの9年間にわたり錦織を指導。錦織との契約解除後はニコラス・ジャリ―(チリ)と関係を結んでいたが、今月に入り契約を解消したばかりだった。ジャリーはダンテ氏に対し、「あなた(ダンテ氏)の新しい試みが成功することを祈っています。この数ヵ月間、私は多くのことを学ぶことができました。近いうちにあなたに私の新しいチームについてお伝えしたいと思っています」とインスタグラムで惜別の言葉を綴っていた。

一方、ダンテ氏は今週からモンテカルロに遠征し、ディミトロフとともにシーズン開幕前のトレーニングを開始するという。これに伴いダンテ氏は先日、自身のインスタグラムのストーリーで航空券の写真を見せ、「さあ行くぞ!」と決意のキャプションを付けて投稿していた。

テニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラーとプレースタイルが似ていることから、「ベイビー・フェデラー」と称されることもあるディミトロフ。過去には世界3位に上り詰め、ATPファイナル優勝の経験も持つ。だが、今シーズンはコロナ禍で開催されたクロアチアでのエキシビションマッチに出場後、新型コロナウイルスに感染。その後はUSオープン2回戦敗退をはじめ、目立った成績を残せていなかった。また、ディミトロフは、2017年のATPファイナルズで優勝して以来、ATPツアーではタイトルを獲得していない。

今回の新コーチ招聘に関し、ディミトロフと現コーチのクリスティアン・グロウ氏は特にコメントを発表していないが、更なる高みを目指すための取り組みなのかもしれない。新たなコーチとともにどのような活躍を見せてくれるのか、そして現コーチとの契約はどうなるのか、注目が集まりそうだ。

文=中村光佑