プレミアリーグ第12節、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティによるマンチェスター・ダービーが12日にオー…

プレミアリーグ第12節、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティによるマンチェスター・ダービーが12日にオールド・トラフォードで行われ、0-0のドローに終わった。

 

現在、リーグ4連勝中で1試合未消化ながら首位のトッテナム(勝ち点24)と5ポイント差の6位につけるユナイテッド(勝ち点19)。しかし、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではRBライプツィヒに2-3で競り負け、首位から一気に3位に転落。痛恨のグループステージ敗退となった。この敗戦により自身の進退問題が騒がしくなってきたスールシャール監督は、勝ち点3必須のダービーでライプツィヒ戦から先発2人を変更。テレス、マティッチに代えてポグバとフレッジを起用し、[3-5-2]から[4-3-1-2]の布陣に変更した。

 

一方、ユナイテッドと同様に1試合未消化で7位に位置するシティ(勝ち点18)は、バーンリー、フルアムと格下を一蹴し、遅ればせながら今季初の連勝中。また、宿敵と異なりCLでは無敗でのグループステージ首位通過を決めている。直近のマルセイユ戦で主力を温存したグアルディオラ監督は、前節のフルアム戦から先発2人を変更。メンディとギュンドアンに代えてカンセロとリーグ戦では9戦ぶりのスタメンとなるキャプテンのフェルナンジーニョを起用した。

 

昨シーズンは10年ぶりにユナイテッドのシーズンダブルに終わったマンチェスター・ダービー。今季最初の対戦となったこの試合では戦前の予想通り、アウェイのシティがボールを保持して押し込む入りとなる。ただ、昨季苦しんだ相手のカウンターアタックを警戒してか、序盤はリスキーなパスや一対一で仕掛ける場面はあまりなくバランス重視の戦いとなった。

 

一方、ここ数試合先制を許す試合が目立つユナイテッドは守備の局面では高い強度を発揮しつつ、攻撃ではこちらも慎重なプレーを見せた。それでも、10分過ぎにはポグバとブルーノ・フェルナンデスのコンビプレーで得た右CKから最初の決定機を創出。キッカーのショーが左足インスウィングで入れたクロスをニアでリンデロフが頭でフリック。フリーのマクトミネイがファーに飛び込むが、ここはわずかに届かない。

 

以降もクローズな状況が続く中、さらにボール支配率を高めてより高い位置でプレーし始めたシティは20分を過ぎてフィニッシュまで持ち込む。まずは21分、デ・ブライネとのワンツーでボックス左に抜け出したスターリングが深い切り返しとフェイントでDFを外して中央にカットインし右足を振り抜く。だが、これは我慢の対応を見せたDFマグワイアのブロックに遭う。さらに、25分にはマフレズの浮き球パスに反応したガブリエウ・ジェズスがゴール前に飛び出してハーフボレーを狙うが、相手に寄せられてシュートを枠に飛ばせない。

 

前半半ばから終盤にかけてはB・フェルナンデスを経由するユナイテッドのロングカウンター、押し込んでセカンドボールを回収して波状攻撃を狙うシティと互いに狙っている攻撃の形から決定機を作りあう。35分には自陣でのカンセロのボール奪取からスターリング、ジェズス、デ・ブライネと流れるようにパスが繋がり、最後はボックス右に抜け出したマフレズに絶好機が訪れたが、ここはGKデ・ヘアが股間を狙ったシュートを完璧な読みでストップした。

 

互いにミスが起きなければ、なかなかスコアが動きそうにないダービーらしい拮抗した流れで試合はゴールレスで後半に突入。すると、立ち上がりの47分にはユナイテッドにいきになり決定機。右サイドに流れてボールを受けたB・フェルナンデスからの斜めのパスをボックス内で受けたラッシュフォードが戻ったDFウォーカーに足を蹴られてPKを獲得。しかし、ラッシュフォードが裏へ抜け出した場面でオフサイドラインを越えていたとの判定でPKは取り消しとなった。

 

開始早々の先制点とはならなかったものの、良い形で後半に入ったユナイテッドはポグバとB・フェルナンデスの立ち位置を状況に応じて変化させるなど、前半からの修正を感じさせるプレーぶりで試合の主導権を握る。この流れの中でより存在感を放つポグバから仕掛けのパスが幾度か出るが、決定機までには至らず。

 

一方、後半に入ってなかなか流れを掴めないシティは66分、やや消えていたマフレズに代えてフェラン・トーレスを投入。すると、69分にはオフサイドラインをかいくぐってゴール前に飛び出したジェズスのキープから中央のデ・ブライネがすかさず右足を振り抜く。だが、これはDFマグワイアのブロックに遭う。

 

その後、シティが押し返したことで試合は完全に膠着状態に陥った中、ユナイテッドは74分にグリーンウッドを下げて負傷明けのマルシャルを投入。個での打開力と背後のスペースを突くスピードと異なるアプローチでゴールを目指す。

 

互いに2枚の交代枠を残してバランス重視の戦いを継続した中、試合最終盤にはB・フェルナンデス、ロドリと枠内シュートを打ち合ったが、最後まで均衡が保たれたままオールド・トラフォードにタイムアップを告げるホイッスルが鳴り響いた。

 

この結果、今季最初のマンチェスター・ダービーはゴールレスドローに終わり、ユナイテッドは連勝が「4」で、シティは連勝が「2」でストップする痛み分けとなった。