ヘビー級世界戦、ジョシュアとプレフが罵り合った内容とは ボクシングの世界3団体ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)が、12日(日本時間13日)に英ロンドンでIBF同級1位クブラト・プレフ(ブルガリア)との初防衛戦を迎える。11日(…

ヘビー級世界戦、ジョシュアとプレフが罵り合った内容とは

 ボクシングの世界3団体ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)が、12日(日本時間13日)に英ロンドンでIBF同級1位クブラト・プレフ(ブルガリア)との初防衛戦を迎える。11日(同12日)の前日計量では、両者がフェイスオフで罵り合うなど一触即発。実際の動画を英興行大手・マッチルーム社がツイッターで公開している。

 早くも火花が散った。上半身裸で黒いマスクをした両者。恒例のフェイスオフに臨んだが、今にも頭突きをしそうな距離で罵り合った。会場には怒号が響き、ジョシュアはジェスチャーを交えて言葉を浴びせている。乱闘寸前の状況に、両者の間に立つプロモーターのエディー・ハーン氏も真剣な表情。関係者が割って入り、2人を引き離した。

 英衛星放送「スカイスポーツ」は「ジョシュア対プレフ:アンソニー・ジョシュアが計量で熱いやり合いが繰り広げられた中、クブラト・プレフの顔を指さす」との見出しで記事を掲載。時折見られる光景だが、2人の間でどんな言葉が交わされたのか。記事では、両者のやりとりの一部始終を細かく伝えている。

ジョシュア「お前は喋りすぎなんだよ」

プレフ「お前のことは尊敬しているが、明日は俺が(力を)見せてやる」

ジョシュア「それなら謙虚でいることだ。明日は戦争になるぞ!」

プレフ「俺はお前より強い」

ジョシュア「生意気言うためにここに来るなよ」

プレフ「お前には敬意を払っている。五輪王者で、世界王者……」

ジョシュア「そんなの関係ない。お前が吹っ掛けてきたんだぞ」

プレフ「明日、俺が見せつけてやるよ!」

ジョシュア「喋りすぎだぞ」

プレフ「お前のことは好きだ。でも、明日見せてやる。俺はお前より強いんだからな」

ジョシュア「やってみろ。明日ベストを尽くせ。そして誰が最後まで立っているのか見てみようじゃないか」

プレフ「“やってみる”ことなんてないんだよ。明日お前に見せてやる」

ジョシュア「ボクシング界ではお前みたいなやつが何年も喋ってきた」

プレフ「俺はお前より強い」

ジョシュア「お前がか?」

プレフ「俺は凄いぞ! 凄いんだ! 明日見せてやるよ」

 時にはパフォーマンスで行われることもあるトラッシュトーク。存分に敬意を払いながらも罵った挑戦者の真意はよくわからないが、計量はジョシュアが240.8ポンド(約109.2キロ)、プレフが239.7ポンド(約108.7キロ)でクリアした。(THE ANSWER編集部)