プレミアリーグ第12節、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティによるマンチェスター・ダービーが日本時間12…

プレミアリーグ第12節、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティによるマンチェスター・ダービーが日本時間12日26:30にオールド・トラフォードでキックオフされる。年末年始の超過密日程に向けて勢いを付けたいマンチェスターの両雄による今季最初のダービーだ。

現在、1試合未消化ながら首位のトッテナム(勝ち点24)と5ポイント差の6位につけるユナイテッド(勝ち点19)はリーグ4連勝と好調を維持。とりわけ、直近のアウェイゲーム2試合ではいずれも劇的な逆転で好調サウサンプトン、ウェストハムを撃破している。ただ、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではRBライプツィヒに2-3で競り負け、首位から一気に3位に転落。痛恨のグループステージ敗退となった。

パリ・サンジェルマン戦、ライプツィヒ戦での不可解な交代策に加え、逆転勝ちという聞こえはいいものの、実際のところは常に先制を許している、ここ最近の拙い試合運びを受け、以前からその手腕が疑問視されてきたスールシャール監督に対する風当たりは強まっている。今後の進退に関して地元メディアの解任、続投の可能性についての報じ方はまちまちだが、ノルウェー人指揮官にとって今回のダービーが重要な一戦になることは間違いないはずだ。これまで幾度となく解任論が囁かれてきた中、土俵際で無類の強さ見せてきた47歳は今回もその勝負強さを発揮できるか。

一方、ユナイテッドと同様に1試合未消化で7位に位置するシティ(勝ち点18)は、バーンリー、フルアムと格下を一蹴し、遅ればせながら今季初の連勝中。また、宿敵と異なりCLでは無敗でのグループステージ首位通過を決めており、ここにきて本来のフォームを取り戻している印象だ。その証拠に前述のリーグ2試合では5ゴール、2ゴールと連続して複数得点を挙げており、今季の課題となっている得点力不足に改善が見られている。

とはいえ、アーセナル(1-0)、リバプール(1-1)、トッテナム(0-2)との対ビッグ6直接対決では複数得点を挙げられておらず、今回のダービーでは守備に問題を抱える宿敵を相手に複数得点での3連勝を狙いたい。

なお、スールシャール監督とグアルディオラ監督の通算対戦成績は意外にもノルウェー人指揮官が3勝2敗と勝ち越している。とりわけ、昨シーズンはユナイテッドが10年ぶりのシーズンダブルを達成しており、チーム状態は別として苦手意識を抱かずに戦えるはずだ。

◆マンチェスター・ユナイテッド◆

【4-2-3-1】

マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.

GK:デ・ヘア

DF:ワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー

MF:マクトミネイ、フレッジ

MF:グリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォード

FW:マルシャル

負傷者:FWカバーニ、マルシャル

出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては前節のウェストハム戦でカバーニ、マルシャルが負傷している。前者は今回の試合に招集されていないが、後者は無事にメンバー入りを果たしており、スタートからの起用が可能な見込みだ。

直近のライプツィヒ戦では守備的な[5-3-2]の布陣を採用したが、今回の試合では本来の[4-2-3-1]に戻すことになる。スタメンに関してはマルシャルの戦列復帰を含め前述の11人を予想。ただ、左サイドバックにテレス、右ウイングにマタ、フレッジの相棒にマティッチやポグバが起用される可能性もありそうだ。

◆マンチェスター・シティ◆

【4-2-3-1】

マンチェスター・シティ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.

GK:エデルソン

DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ジアス、カンセロ

MF:ロドリ、ギュンドアン

MF:マフレズ、デ・ブライネ、スターリング

FW:ガブリエウ・ジェズス

負傷者:DFエリック・ガルシア、MFギュンドアン

出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては直近のマルセイユ戦で負傷交代したエリック・ガルシア、ギュンドアンに欠場の可能性があるが、後者に関してはトレーニングをこなしており、先発起用が見込まれる。

システムに関しては中盤の底にロドリ、ギュンドアンを並べ、トップ下にデ・ブライネを配置した[4-2-3-1]の採用が濃厚だ。ギュンドアンが間に合わない場合はフェルナンジーニョをロドリの相棒に起用するか、フォーデンかベルナルド・シウバをインサイドハーフに置く[4-3-3]への変更が見込まれる。その他のオプションとしてはラポルテ、フェラン・トーレス、メンディらに先発の可能性があるぐらいか。

★注目選手

◆マンチェスター・ユナイテッド:MFブルーノ・フェルナンデス

Getty Images

ユナイテッドの注目プレーヤーは赤い悪魔のマエストロだ。昨冬に加入したポルトガル代表MFはすぐさま絶対的な司令塔に君臨し、創造性にかけるチームの攻撃にその卓越したビジョン、技術、攻撃センスで鮮やかな色どりを加えている。そして、今回のダービー前日には4試合4ゴール1アシストの活躍により、11月度のプレミアリーグ月間MVPを獲得。加入から1年も経たない段階での通算3度目の同賞受賞の事実こそB・フェルナンデスの圧倒的な存在感を示しているはずだ。

今季ここまでの公式戦17試合11ゴール6アシストという決定的な仕事に加え、その真骨頂が発揮されたのは前節のウェストハム戦。0-1のスコア以上に劣勢を強いられた中、後半頭から途中出場すると、絶妙なポジショニングと正確且つ相手の急所を射抜くパス出しで攻撃にリズムを作り出し、その圧巻のプレーの連続性からまさに一人で試合の流れを変えた。そして、劣勢が見込まれる今回のダービーでもその卓越したゲームメイク能力がホームチーム勝利のカギを握る。なお、自身初となったダービーでは得意のFKから決勝点をアシストしており、良いイメージで試合に臨めるはずだ。

◆マンチェスター・シティ:FWラヒーム・スターリング

Getty Images

シティの注目プレーヤーは対ユナイテッド21戦目にして初ゴールを狙うスターリングだ。2017-18シーズン以降、シティのメインアタッカーの一人として多くのゴールを挙げてきたイングランド代表FWは得意とするトッテナム、アーセナルのノースロンドン勢を含め、古巣リバプール、チェルシーとビッグ6相手にゴールを記録。ただ、唯一ゴールを挙げられていないのが、今回の対戦相手であるユナイテッドだ。

スターリングはリバプール時代を含めこれまでのユナイテッドとの公式戦20試合に出場。2アシストを挙げているものの、ノーゴールと共に対戦成績も7勝11敗2分けと苦戦している相手だ。とりわけ、シーズンダブルを喫した昨季のリーグ戦2試合ではマッチアップしたワン=ビサカに完全に封じ込まれ、戦犯の一人にも挙げられていた。そのため、今回のダービーでは対ユナイテッド初ゴールを奪い、チームとしても個人としてもリベンジを果たしたい。

今季ここまでのリーグ戦では9試合3ゴール2アシストと、ここ数シーズンで最も厳しい序盤戦となっているが、直近のフルアム戦では6試合ぶりのゴールを含む1ゴール1アシストの活躍を見せている。