8年前にマルケスが決めたKO劇にファン「素晴らしい記憶」 ボクシングの元世界4階級制覇王者フアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)が、6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)にKO勝ちした試合が米国で再脚光を浴びている。8年前の12月8…

8年前にマルケスが決めたKO劇にファン「素晴らしい記憶」

 ボクシングの元世界4階級制覇王者フアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)が、6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)にKO勝ちした試合が米国で再脚光を浴びている。8年前の12月8日、4度目の対戦でマルケスが初勝利したが、強烈なカウンターでパッキャオは前のめりに失神。未だ語り草となっているシーンを米メディアが動画で公開すると、現地ファンからは「完璧なタイミングだね」「この一撃は好き」などと反響が寄せられている。

 衝撃的な一発が決まった。ラスベガスでの4度目の対戦。結末は6回だ。左ストレートを打ちに踏み込んできたパッキャオに対し、強烈な右カウンターで迎え撃ったマルケス。ドンピシャのタイミングで顎を捉えると、パッキャオは前のめりに倒れ、ピクリとも動かない。レフェリーが試合終了を告げ、マルケスは観客席へ雄たけびを上げた。

 2012年の「リングマガジン ファイト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど、高い評価を受けたこの一戦。しばらく起き上がれないパッキャオの姿も印象的な動画を、米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」公式インスタグラムが公開。文面で「8年前の今日、マルケスはパッキャオをKOした。アクション満載の最後の戦いだった」とつづっている。

 現地ファンからは「ボクシング史に残る光景」「素晴らしい記憶が蘇るよ」「マルケス自身も信じられない様子だったよね」「最高の試合だった」「決して忘れないね」「伝説だ」「完璧なタイミングなんだよね」「パッキャオのファンだが、この一撃はかなり好き」などと反響が寄せられている。

 マルケスはこの後、2試合を戦い、2014年に40歳で引退。一方のパッキャオは41歳にして現役であるばかりか、WBA世界ウェルター級スーパー王者なのだから驚異的というほかはない。(THE ANSWER編集部)