2010年12月6日(日)、バロンドールのファイナリストが発表される前から多くの人がその表彰台を誰が独占するのか分かって…
2010年12月6日(日)、バロンドールのファイナリストが発表される前から多くの人がその表彰台を誰が独占するのか分かっていた。その表彰台を独占したのは、レオ・メッシ、アンドレス・イニエスタ、チャビ・エルナンデスである。
世界一のフットボーラーの称号であるバロンドールのファイナリストに同じチームから3選手が選ばれたのは、これが史上3回目のことであり、この3人全員がラ・マシア出身であったことは、もはや偶然ではなく必然だったと言えるだろう。
誰がそのトロフィーを掲げるのかは問題ではなく、FCバルセロナとラ・マシアが勝ち取ったものだった。メッシ、イニエスタ、チャビとバロンドールが並んで写る写真は、永遠に不滅のものとなり、成功に満ちた時期にあったバルサにおけるラ・マシアの存在の意味が強く認識されたことを意味していた。
その前年にペップ・グアルディオラがトップチームの監督に就任しバルサは、ユニークなスタイルでフットボール界を驚かせ、ライバルのファンからも喝采が送られるほどだった。そして、2シーズンで7つのタイトルを獲得したという事実は、当時のチームの素晴らしさを具現化したものである。
当時の噂では、イニエスタが受賞者となるとされており、22.65%の票を獲得したメッシの受賞は、サプライズとなった。メッシは、個人レベルで傑出したパフォーマンスをそのシーズンに披露していた。ピチーチ(ラ・リーガ得点王)になったのに加え、ゴールデンブーツを獲得し、チームのラ・リーガ制覇においても重要な役割を果たしていた。
当時の若きメッシは、「自分が受賞するとは思っていなかった。私にとってとても特別な日だ。全チームメイトとこの賞を分かち合いたい、なぜなら、彼らがいなければ、自分はここにいられなかったから。また、親愛なる人々、バルサファン、アルゼンチンのみんなとも分かち合いたい」とコメントしている。
イニエスタは、17.36%の票を得て2位の座を勝ち取り、チャビが16.48%の票を得て表彰台を埋めている。加えて、イニエスタとチャビの2人は、バルサと共にラ・リーガのタイトルを獲得。さらに、スペイン代表としては南アフリカ・ワールドカップも制覇している。とりわけイニエスタは、スペインのワールドカップ初制覇を手繰り寄せる決勝ゴールを決めて、オランダ代表との決勝戦で主役となっている。
さらに、この決勝では、スペインのスターティングメンバーのうち8人がバルサの選手であり、そのうちの7人がなんとラ・マシア出身という歴史的な瞬間となっている。