今年も12月27日から宮崎県宮崎市でいよいよ開幕する「NPB12球団ジュニアトーナメント2016 supported by日能研」。例年各球団がセレクションをおこない、学童軟式野球界で世代を代表するメンバーが顔を揃える。今年で12回目を迎え…

今年も12月27日から宮崎県宮崎市でいよいよ開幕する「NPB12球団ジュニアトーナメント2016 supported by日能研」。例年各球団がセレクションをおこない、学童軟式野球界で世代を代表するメンバーが顔を揃える。今年で12回目を迎える大会であるが、その歴史を紐解くと数多くのプロ野球選手を輩出し、ハイレベルな小学生たちが出場していることが分かる。 

2005年の第1回に出場したのが、2011年に横浜DeNAからドラフト2位で指名され、現在チームで正捕手争いを繰り広げる高城俊人(福岡ソフトバンクJr.で出場)、北海道日本ハムからドラフト4位で指名され、今やチームの主力に成長した近藤健介(千葉ロッテJr.で出場)らだ。この大会出身選手から誕生した初のプロ野球選手となった二人は、ドラフト指名の年に開催された第7回大会にも出場選手の激励に訪れ、選手たちにこの大会の経験の大きさを語っている。その後の2007年の第3回大会でも、松井祐樹(現東北楽天※横浜Jr.で出場)、森友哉(現埼玉西武※オリックスJr.で出場)、田口麗人(現読売巨人※広島Jr.で出場)らを輩出し、今年阪神タイガースで新人王に輝いた高山俊(千葉ロッテJr.で出場)や、来季ブレイクが期待されるオコエ瑠偉(読売Jr.で出場)も、この大会出身選手であることも見逃せない。

今年、新たに第6回大会で千葉ロッテJr.でプレーした藤平尚真が東北楽天からドラフト1位指名、オリックスJr.でプレーした九鬼隆平が福岡ソフトバンクから3位指名され、2005年の第1回大会から2010年の第6回大会までプロ野球選手を輩出し続けている。
今年の出場選手にも、先日の「第9回BFAアジア選手権」制覇に貢献した星子天真(福岡ソフトバンクJr.)、砂頼人(東北楽天Jr.)、相澤白虎(埼玉西武Jr.)、星川心(横浜DeNA Jr.)、小笠原大燿(読売Jr.)の5人が名を連ね、熾烈な優勝争いが想定される。

2016年の最後を締めくくる将来有望な若きプレーヤーたちの熱き戦いから目が離せない。
BASEBALL GATEでは、この模様をハイライト動画にて配信予定!