19日にドネアと戦うロドリゲス「彼はレジェンドだ。しかし…」 ボクシングの前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)は、19日に米コネチカット州アンカスビルで元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)とのWBC世…

19日にドネアと戦うロドリゲス「彼はレジェンドだ。しかし…」

 ボクシングの前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)は、19日に米コネチカット州アンカスビルで元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)とのWBC世界バンタム級正規王座決定戦に臨む。ロドリゲスは38歳のレジェンドとの対戦について「俺は年齢的な面で有利だ。彼はイノウエと素晴らしい戦いをしたが、被弾しすぎた」などと語っているという。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

 ドネアはWBC世界同級王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)に挑戦するはずだったが、ウーバーリの新型コロナ感染が明らかになり、急遽ロドリゲス戦に変更。ドネアにとって井上尚弥(大橋)とのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で敗れて以来、1年1か月ぶりの再起戦となる。

 ウーバーリが休養王者に認定され、正規王座決定戦に昇格したこの試合。「ボクシングシーン.com」は、「ロドリゲスはドネア戦に向けて、年齢は有利な要因になるとしている」と見出しを打って記事を掲載。ロドリゲスのコメントを伝えている。

「これは俺が復活したことを見せるための戦いだ。世界タイトル戦で負けた選手に2度目のチャンスがやってくるなんてそうそうない。しかし、俺はドネアとそれができる」と意気込んでいるというロドリゲス。対戦相手のドネアについてはこう語っている。

ロドリゲスは年齢優位を強調「精神的にも肉体的にもフレッシュ」

「ドネアは将来、殿堂入りを果たす選手だ。そのことに疑いはない。そんな彼と戦えることに誇りに思うし、リスペクトを払いたい。しかし彼は38歳で、今までと同じようにはならない」

 28歳のロドリゲスは、10歳年上のレジェンドに敬意を示しつつも、若さで大きく優位に立つと考えているようだ。「彼を見下しているわけではないが、俺は年齢的な面で有利だ。彼はイノウエと素晴らしい戦いをしたが、被弾しすぎた。ドネアはレジェンドだ。しかし12月19日の戦いは俺のものだ」とも語っている。

「負けられないんだ。敗北した選手がその後、世界タイトルを争う機会はめったにない。精神的にも肉体的にも俺はドネアよりフレッシュなんだ」と鼻息が荒いロドリゲス。19日の試合はどんな結末を迎えるのだろうか。(THE ANSWER編集部)