約1年ぶりの公式戦となった今大会。なかなか波に乗れない苦しい展開も、最後は地力を見せ福岡大にストレートで勝利した。◆11・30~12・6 全日本大学選手権(会場名非公開)◆12・1 福岡大戦(会場名非公開)◯明大3{25―21、25―20…

 約1年ぶりの公式戦となった今大会。なかなか波に乗れない苦しい展開も、最後は地力を見せ福岡大にストレート勝利した。

113012・6 全日本大学選手権(会場名非公開)

12・1 福岡大戦(会場名非公開)

明大3{25―2125―2026―24}0福岡大

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

OH島波輝(政経4=皇學館)、MB安井恒介(政経2=市立尼崎)、OP池田颯太(営4=松本国際)、OH工藤有史(政経1=清風)、MB溝井健太(1=洛南)、S上林直澄(法4=東亜学園)、Li吉川正崚(政経4=高岡第一)

 待望の公式戦だった。新型コロナウイスの影響により春、秋ともにリーグ戦は中止に。また、秋のリーグ代替大会も関東1部リーグは、途中打ち切りになってしまった。そんな状況もあり「試合勘が落ちている」(池田)。試合序盤は格下と思われていた相手になかなかブレイクが取れずに苦しむ。それでも「サイドアウトは取りきれた」(島)と相手にもブレイクを与えずに試合は中盤へ。苦しい展開でも「負ける気はしなかった」(池田)。試合終盤は相手のミスにも助けられ、第1セットは奪取した。

 第2セットも相手に一度もリードを奪われることなく奪い、波に乗ったと思われた第3セット。序盤からミスで相手に先行されてしまう。試合中盤13―18と相手にリードされた場面。島がこの日初のブロックポイントを取り、そのまま4連続得点を取ることに成功。「戦略がはまった」(島)。第3セットからブロックのポイントを修正し、見事なプレーを披露した。最後も第3セット苦しい場面を支えてきた島がブロックに成功。苦しい試合をものにした。

 明日の相手は秋のリーグ代替大会、関東2部を無敗で優勝し、勢いにのる国士大。それでも、「しっかりやれば勝てる」(池田)。相手を倒す自信はある。順当にいけば今大会、準決勝で絶対王者・早大と相まみえる。「早稲田を倒したい」(上林)。悲願のインカレ優勝へ。明大はさらに強くなる。

[入野祐太]

試合後のコメント

池田

ーー試合を振り返っていかがですか。

「勝てたことはすごく良かったんですけど、内容的にはあんまりいいものではなかったと思います。今年1年あまり試合とかできなかったので試合勘とかがみんな落ちているなとは思いました。そこは明日からの課題かなと思います」

ーー序盤はなかなかブレイクが取れていませんでした。

「負けるかもという気持ちは特になかったので、落ち着いてはできたんですけど、思った以上にブレイクが取れなくてサイドアウトも不安定な部分がありました。やっぱり今日みたいな感じだと、例えば関東1部の上位チームだと厳しいと感じたので改善して1試合1試合調子を上げていきたいと思います」

ーー第3セットはブロックが決まっていました。

「1セット目2セット目で全然止めれてなかったので、3セット目でクロスに張って止められたのは戦略がはまったのかなと思います」

上林

ーー明日以降に向けて意気込みをお願いします。

「やっぱり今日みたいな試合をしてたら絶対勝っていけないと思うので、今日ミーティングしてもう1回締め直します。早稲田を倒したいので、そこまでいけるように一戦一戦、戦っていきたいです」