各学連で選抜された男女それぞれ128人が参加する今大会。明大からは11人が出場し、8人が決勝トーナメントへと駒を進めた。その中で宮川昌大(情コミ1=野田学園)と戸上隼輔(政経1=野田学園)がベスト4と、1年生の活躍が目立った。◆11・28…

 各学連で選抜された男女それぞれ128人が参加する今大会。明大からは11人が出場し、8人が決勝トーナメントへと駒を進めた。その中で宮川昌大(情コミ1=野田学園)と戸上隼輔(政経1=野田学園)がベスト4と、1年生の活躍が目立った。

◆11・28~29 全日本学生選抜強化大会(横浜武道館)

▼男子シングルス

 戸上、宮川――ベスト4

 出雲、西――ベスト8

 遠藤――ベスト16 

 龍崎、沼村、竹崎――決勝トーナメント1回戦敗退

 大野、川村、菅沼――予選リーグ敗退

 明大の強さを見せつけた。今年、全ての大会が中止になった学生卓球界において「学生生活の思い出になる大会を」という思いで開催された今大会。出場した11人のうち、8人が予選リーグを突破。うち4人がベスト8と、半数を明大勢が占めた。

 その中で、戸上、宮川はともにベスト4。戸上は準決勝までストレートで勝ち進める。「勝ちたいっていう気持ちがプレーに現れた」(戸上)。準決勝では松山祐季(愛知工大)に敗れたものの、大学初の公式戦で存在感を見せつけた。

 宮川は決勝トーナメント2回戦目、昨年の全日本学生選抜選手権の優勝者である木造勇人(愛知工大)と対戦。「戦術が上手くはまり、自分のペースで試合ができた」(宮川)。1ゲーム目を11―7で先取すると、2ゲーム目。9―4の場面から奪われた6連続ポイントをサービスエースで食い止めた。「(明大に入って)普段強い選手と練習しているので、格上の選手にもいい勝負ができるようになった」。そのままストレートで勝利。持ち前の思い切りの良さを生かし、攻めたプレーで勝利をもぎ取った。

 今年の1年生は強い。本大会で活躍した戸上、宮川。さらに、本大会には出場していないが、全日本選手権王者の宇田幸矢(商1=大原学園)と最強の面子がそろっている。「この3人が入ってきたのは部にとって大きい」(髙山監督)。今後の大会での圧倒的な活躍が期待される。

[金井遥香]

試合後のコメント

髙山監督

――今大会の総括をお願いします。

「ほとんどの選手が予選リーグを勝ち上がったので、久しぶりの試合にしては内容は良い方だったと思います。ただその中で負けた人の試合を見ていると、少しもったいない負け方をしまったところもあったので、そういう一つ一つのところを、全日本選手権など今後の大会に向けてもう1回やっていきたいです」

戸上

――Tリーグ開催期間ですが、今大会に出られた経緯は。

「Tリーグが11月から始まって、それまでその前の試合が3月の大会だったんですけど、3月から11月の間で今まで練習してきたものを発揮できる場をわざわざ強化大会という形で設けてもらったので、そこで一つでも自分に身につけられるようになれたらいいなと思いました」

宮川

――木造選手との試合中、攻撃面で意識したことは何ですか。

「相手がフォアハンドもバックハンドもクロスが多かったので、レシーブでツッツキして3球目を狙い撃ちするなどです。攻めないと相手の方が格上なので勝てないと思ったのでそこはうまくできたかなと思います」